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Delusion Stream Liner

コンビニの店員バイトをやっていますと、いろんなお客さんとふれあうことになります。

毎日同じものを買って行かれるお客さんは、自然と覚えてしまいます。そうするとついつい心の中でアダ名をつけてしまったりして。たいていは、その方のタバコの銘柄とか、毎回買っていく特徴的なもので。キャビンマイルドの人とか、ハッピーターンの人とか。

そういう方って、おそらくご近所にお住まいか、職場があるんでしょうね。不条理なクレームをされたりしない限りは、どんなお客さんもお客さんです。

さて、そんな中、最近一人のお客さんの、あることに気づいてしまいました。何に気づいてしまったのか。

そのお客さん、男性の姿で来られるときと、女性の姿で来られるときがあるんです。おそらくご本人はバレてるとは思ってらっしゃらないんだと思います。単に無頓着なのかもしれませんが、もし自分がそうだとしたら男女のときで別のコンビニに行くと思うんです。

いくらコンビニには大勢のバイトがいるとはいえ、シフトの関係上、両方を目撃することは充分有り得るのです。まさに私が気づいたように。コンビニ店員にバレても問題は無いと考えているのでしょうか、それとも絶対ばれない自信がおありなのでしょうか。

元の性別は男性なんだと思います。で、時々女性の姿で来られる。きちんとお化粧もして、スカート履いて。コンビニ程度の接客速度と会話では、おそらく見抜くことは難しいかな、というレベルじゃないかな。見た目じゃほとんどわかりません。ホット商品の注文などで声を聞くことがありますが、ちょっと低い声だなとは思いますが、あらかじめ疑いの目で見ていなければスルーしちゃうでしょう。

男性のときの服装は、一応ビジネススタイルであることが多いですが、あまりキチッとした感じでは無い様子。上着やネクタイはないことが多く、代わりにカーディガンを羽織ったりして。そして、長い髪を一つに縛っています。そういうのが許される職場なんでしょうね。

女性のときの衣服の感じからすると、夜のお仕事というわけでもなさそうです。どちらかというとほわっとした少女的な服を好まれるようです。フリルとかちょっと多め。年齢は30代から40代くらいだと思いますが、童顔のためか似合っています。

買っていくものに決まったものはありません。タバコも吸わないようです。お酒は時々買って行かれます。年齢確認ボタンを押す時、ちょっと可愛い感じで押します。絶対心の中で「えいっ」って言ってます。乙女を漫喫している感じがして、私は嫌いじゃありません。

アダ名は、オトメさん、と名づけました。

だんだん私はその人で妄想をするようになります。違う服を着せてみたいとか、……脱がせてみたいとか。どういう身体をされているんでしょうね。あんまり痩せ型ではないので、ぽちゃっとした感じの丸みのある身体でしょうか。

私は、趣味で絵や漫画を描くのです。世間一般的にBLと呼ばれるジャンルです。男性同志の恋愛を妄想したり傍観したりするのが好きなのです。なので女装、どんと来いです。というか、リアルな妄想材料をありがとうございますというか。

オトメさんは、必ず一人で来られます。複数人で来たのを見たことがありません。

勝手な妄想が膨らみます。別の常連さんとカップルにしてみたりします。最近駅前ビルの工事のために来ている屈強な男性とくんずほぐれつさせちゃったりします。ああ、可哀想なカノジョは乱暴に扱われて、シフォン生地の柔らかなブラウスの下にアザや傷を隠しているのです。……とか。見えそうなギリギリのところに強くキスマークをつけられてしまったりとか。

……この妄想はかなりはかどりました。ノートにネームまで起こしてみました。描いてみようかなと思っています。

そんな私の妄想の餌食になっていたオトメさんですが、ついに変化が訪れました。いや、他のバイトさんだったら気付かなかったかもしれませんが。

男性モードで来店されていたときです。いつものようにお買い物をして、お財布に手をかけた時、見えました。

指輪を、していたんです。今まではしてなかったはずの左手薬指に。細い目立たない感じですが、キラっと光ったのをワタクシ、見逃しませんでした。そして、うっかり、そこに目を奪われたまま、私はあっと声をあげてしまったのです。

オトメさんは、そんな私を見て、一瞬驚いた顔をしてから、ゆっくり微笑みました。あぁ可愛い笑顔……。本当に乙女っぽいなあ。よいなあ。……どういう人にもらったんだろう。女の人にもらった可能性だってあるけど、あの指輪は女性向けデザインです、どう見ても。

金額を告げて、お釣りを渡して、いつもならコンビニ店員とお客さんのふれあいは以上で終了です。もう少し知りたい、聞きたいな、と思った私は、店員の枠からちょっと足を踏み出しました。「あのっ……」

「はあい?」とオトメさんは、小首をかしげるようにして私の顔を見ました。男性モードなのを忘れてるんじゃないかしら、この人と思いつつ、勇気を振り絞ります。「指輪、素敵ですね。」

言えた。言った。するとオトメさんは、目をぱちっと見開いて、「ああ……これ、気づいちゃうよね。ちょっと恥ずかしいな。でも、ありがとう。」とおっしゃいました。

世の中の人は、恋人でもない他人の小さな変化や違和感を通常はスルーします。気づいたとしても、それに重要な意味でも無い限りは話題にもしません。心のなかのちょっとしたもやもやとして短期記憶だけされ、長く覚えていることもほとんどないでしょう。そうした記憶の隙間をうまく利用して、オトメさんは男と女を行き来しているのかもしれません。まじまじと見れば、男性モードであっても、爪にはベースコート塗られているし、ファンデーションも塗ってるっぽいことに気づくのですが。

「私みたいなの、お店で話題になったりするの?」とオトメさんは言いました。私の胸がちくんと痛みます。私みたいなの、というのが女装する男性、という意味であることは間違いなさそうだけど、そんな卑下した感じで言ってほしくないと思いました。

「ファンなんです。」と私は言いました。ものすごいそぐわない一言だと我ながら思いつつ。ああ、やっぱりオトメさん、固まっちゃったじゃないですか。でも、手で口元を抑えながら、笑い出したようです。あなた、おもしろいねって聞こえました。

私はますます挙動不審状態になって、「も、もっとオトメさんのこと教えてください。」って言っちゃいました。

ばか。

ばかばか。

オトメさんって、私の心の中でのアダ名でしょうが。本人に言うとか、一番やっちゃいけないことでしょうに!

でも、オトメさんは、全然怒ったふうを見せませんでした。それどころか、潜めた声で「それが私のコードネームなのね? うふふ、やっぱりおもしろい子だね、レジ子ちゃん。」

天よ。神は目の前にいました。ちょう心広い。めっちゃいい人です。私はあたふたと謝ったりお礼を言ったりと、さらに挙動不審度を増しました。わひー。

そうこうしているうちにレジに行列ができてしまって、私はあっ、すみません、とか言ってレジに戻りました。視界の端っこにオトメさんはまだいて、スマホを取り出して何かしているようです。

レジの行列をさばいて、一息ついた私に、オトメさんは、スマホの画面をこちらに向けて見せてくれました。

「これ、LINEのIDね。……LINEでよかった?」

よいです!! と大きめの声を出して、私は慌ててメモを取ります。メモが終わるのを見計らってオトメさんは、じゃね、と立ち去っていきました。神々しく光の輪を背負って。それは私にそう見えただけか。私はふかぶかと頭を下げて、ありがとうございました、と言いました。

すると、背後から店長がぬぼっと顔を出して、ほう、オマエはああいうのがタイプか? と言ってきました。思わず、ぎゃーと言いそうになりましたが店内だったのでこらえます。ち、違います、ちょっと……趣味が同じだったのでそれについて話をしただけです、すみませんでした! と言って、店内の品出しに向かいました。店長怖いです。女性だけど。貫禄ありすぎの店長。漫画で描くとしたら、眠そうな目にタバコくわえて、首筋とかぽりぽりかいて、無精髭がある感じです。女性だけど。

ちょっとウキウキした気分で仕事を済ませ、帰宅しました。夜22時。オトメさん、大丈夫かな、この時間。

まず検索。あった、これでしょうか。真帆ってのは本名なんでしょうか。女性のときだけ使ってるIDなのかもしれません。アイコンめっちゃ美人に撮れてます。本人も可愛い感じの人だけど、よりいっそう可愛い。そして若くみえます。このアイコンだと20代って言われても信じちゃうなあ。……年齢聞いたわけじゃないから、ホントに20代ってこともありますけれど。

さて、ひとまずはお詫びをしておかないといけません……。「こんにちは、コンビニのレジ子です。いろいろと失礼をはたらいてしまいごめんなさい。でもお話できて嬉しかったです」と書いてひとまず投げます。おや、すぐに既読になりました。そして数秒ののち、

「こんばんわ。昼間はどうも。オトメさんですよ」と、返って来ました。ぎやー!

「ぎやー。忘れて下さい……ごめんなさいごめんなさい」

「あら、全然気にしてないから、気にしないでね」

「心広すぎっすよ……ありがとうございます。私はレジ子でいいです……」

「名前欄に、五花って書いてあるけど?」

「あう……。はい、それ、あの、本名です」

「なんて読むの?」

「いつか、です」

「いい名前。可愛い。似合ってる」

「うう、ありがとうございます。あの、真帆さんって呼んでいいですか……」

「どっちでもいいよw」

「心のコードネームも変更しますう。まほさんまほさん」

「それね、本名じゃないけど、本名ね」

「……ああ!」

そこから、真帆さんは、詳しくいろんな話をしてくれました。本名改名の手続きとかすれば通るんだろうけど、まだ今のところはこのままでいいかなって思ってることとか。女装を始めたのは一人暮らしをはじめてからだけど、したいと思ったのは思春期の頃には、だとか。コンビニへは、バレてるかもしれないけど、裏で笑われてるだけなら実害無いからいいかと思ってたとか(笑ってなんかいません! と私が力説しました)。

「どうして私に興味をもってくれたの? 女装おじさんが珍しかった?」

と真帆さんは言ってきました。

「うう、そういう卑下っぽいこと言わないでください」

「あ、ごめん。つい。だって、年下の女の子と話すことなんてないから、私だって緊張してるのよ」

だって。

「私も緊張してます。ってか、自分のやってしまったあれこれがまだ響いて、もうしわけないきもちで」

「だから、怒ってないってばー」

「はい……。えっと、そうだ、その、ゆびわ」

「ああーそうだったね、ゆびわ」

指輪のスタンプが来ました。めっちゃダイヤがぎらぎらしてます。

「そんなごついのじゃなくてw」

「そうねw」

「あの、答えたくなかったら答えなくていいんですけど……、彼氏さんからですか?」

「そうよ」

即答でした。

「私、43歳になるんだけど、」

「!! み、みえない」

「ありがとうw お世辞言われても何もでないぜw」

「おせじじゃないです」

「てへっ。その43歳でね、はじめてできた彼氏」

「わー! すてきですすてきです」

「いいだろうw 彼もね、同級生なんだけど43歳ではじめてできた彼女だって」

「ほおー、奥手さんですね」

「だよねえ。しかも彼女が女じゃないとか。うふふ」

「……まほさん、つっこみにくいです」

「ぬ。ごめん。私は、本当の女にうまれなかったことをうらんだり、くるしんだり、あんまりしてないから、ついつい」

「はい」

ほんとうかな。でも、真帆さんは冗談以外で嘘をつくような人でもありません。「あんまり」がポイントなのかもしれないと、心に刻んでおきます。

その日から夜になるとちょっとしたチャットをするようになっていきました。少しずつ真帆さんの考えてきたこととか、通ってきた道とかが見えてきます。今度彼氏と一緒にご来店くださいって言ってみたところ、彼氏とはまだ一緒に住んでないから、家に呼んだ時にねって言ってもらいました。どんな彼氏さんなんだろうと妄想を大爆発させます。奥手で同級生で身体大きい牛みたいな人って真帆さんは言います。言葉だけだと褒めてないように見えるんですが、真帆さんが言うとのろけにしか聞こえません。

私が漫画やイラストを描くことは真帆さんに教えました。その直後、何も言ってないのに「いつかちゃん、攻めの反対は守りよねw?」って送られてきました。私は観念して腐の文字がつく女子です……とカムアウトをします。そしたら「だと思ったw」って言われたのですが……。コンビニ店員コスプレをしているときには、リア充マントをかぶって完全防御をしているつもりだったのですが、やはり漏れちゃうものなのでしょうか。

「私のこと、描いたことある?」

と、にやにやしたアイコンとセットで聞かれました。もうとっくにバレているのでしょうね。完敗です。というか、私も心のどこかで、真帆さんに見て欲しいと思っていたのかもしれません。スマホでイラストの写メ撮って、送ります。

真帆さんからの返信までにはちょっと間が有りました。私の絵柄は、デフォルメがあんまり無くて、古いタイプなので、男っぽさが強く出ちゃったかもなあ、もっと可愛く描けてるやつを送ればよかったかなあと、しばしウジウジしていたら、真帆さんから、「保存しました。めっちゃ美人に描いてもらったよう、うれしいよう」と涙目アイコンつきで返って来て私は大きく胸を撫で下ろしました。

「じつは」

「はい」

「ほかにもいっぱいあります」

「まじで。ぜんぶください」

「ぜんぶはだめです」

「なんでよー」

「だ、だって、私の妄想100%なんですよ……」

「べつにいいじゃん」

「セーラー服とか着せてます」

「( ゚д゚)クレ」

「えっ 最近だと、島風コスとかもさせてます」

「( ゚д゚)クレ( ゚д゚)クレ」

「いいんですか? おこってないですか」

「おこるわけない。全然おーけー。ってか、本気で欲しい」

「……真帆さんって、コスプレとかもするんです?」

「……わ、わかいころはね」

「みせてくれたらわたしもあげます」

「うわ、とりひき来たw」

などというしばしのやりとりのあと、真帆さんのコスプレ写真を何枚かゲットしました。

うわ、なんだこれ可愛い! 鏡音リンちゃんではないですか。うっわなんだこの可愛い40代。ショートパンツから伸びた足がちょっと太くて健康的で、女の私でさえそれを官能的と感じるような足です。げ、こっちは、鹿目まどかちゃん。ふっくらした頬によく似合っています。

ってか、真帆さん、どっちのキャラもここ数年のじゃないですか。……さっき若いころって。と、ツッコんだらふくれられた。ふくらんだモチみたいなアイコンが連続でいくつか来たので、必死であやまります。てか、43歳でここまでできるなら上出来すぎじゃないですか。

これ描きたいな……そして、男キャラと絡ませたいな……。彼氏写真も欲しいなあ……。

でも、先に約束があるので、妄想コスプレをさせたイラストを送ります。

「ぎやー可愛い! うれしい! さすがにぜかましは着れないと思ってたので、イラスト超嬉しい!」

と、喜んでいただけたようなので、何よりであります。

本当に見せられないのは、コスプレをしている絵ではなく、何も着てない絵なのでありますが、それはまだ送らないでおきましょう。どうせ、そういうのがあることもお見通しなんでしょうけれど。

「ね、真帆さん。真帆さん彼氏の写真も欲しい」

「あーそうねえ」

「うん。そしたららぶらぶな感じの絵にする。したい」

「うわーそれはきょうみあるな……。でもごめん、彼氏写真、無いのよ」

「あれ」

「や、一枚だけあるけど、これはちょっとごめん、大事な一枚で、人には見せられなくて」

それが見たいのに! と思いましたが、真帆さんにとっての彼氏はとても大事なものだと思うので、そこには駄々こねないことにします。

「そうかーざんねんなりー。ってか真帆さん、うちの店の前に証明写真機あるじゃないですか」

「……あったっけ、あったようなきがするな」

「それで彼氏とつーしょっとどうすか」

「あの機械の売り上げってお店のものになるの?」

「ちょっぴりね。って、そういうことじゃなくて!」

本気で店の営業とは思ってなかったのですが、この提案は真帆さんにとって魅力的なものだったようです。真剣に考えるって言ってくれました。プリクラ専用機じゃないから狭いですけどって言いましたら、狭いのってもえるよねって返されました。おあつうございます。

おじさんおばさんカップルだからさ、ゲーセンのプリクラはちょっと恥ずかしいのよ、と真帆さんは言います。そんなことないのにって思いますが、ゲーセンプリクラに並んだことがある私は、確かにギャルとか多かったしなと思い返します。なんか初々しくて聞けば聞くほど可愛らしいカップルに思えてきます。

彼氏とはアキバでよく会うようですので、ちょっと遠くにお住まいなのでしょうね。真帆さんのおうちに来られたことも何度かはあるようですが。

十代の頃と違って、恋愛もね、ゆっくりペースなのよ、と真帆さんは言います。毎日会えなくても大丈夫だったりするの。そりゃ会えるならそれに越したことはないけれど、ね。

その、会えない日のために、指輪ってあるのね、と真帆さん。なんかね、これがあるだけで、何の根拠も無いけど「大丈夫」って思うの。買ってくれたときのあの赤い顔とか、ちょっと震えながら私の指につけてくれたときの汗ばんだ手とか。思い出すだけで私ね、本当に満たされた気分になるの。……そういうのって、たぶん多くの人は20代で経験するんだろうね。私達はなんだか遠回りして40歳過ぎちゃったけど、はじめての気持ちってのはあんまり変わらないものね。

真帆さんは私を羨ましがらせる名人です。今までそんなことほとんど思ったことが無かったのに、彼氏いいなあって思うようになってきました。私のもとにも王子様来るんでしょうか、と弱気なことを言ったら、王子様は来ないだろうなあと笑われました。でも、そこらへんにいる普通のおじさんやお兄さんがさ、気づいたら王子様になってるんだよ、ですって。

それからおよそ一ヶ月後、真帆さんは、彼氏さんとご来店されました。聞いてたとおり、牛みたいな王子様でした。聞いてたとおり地味な感じで、聞いてたとおり背も身体も大きいんだけど、印象に残りにくいのは確かかなあ。でも真帆さんと一緒だと王子様どころか王様みたいに見えます。真帆さん王妃だ。ちぇ、ホントにお似合いだなあ。

表に出て、証明写真機の説明をします。店員がそこまですることは本来無いんだけど、サービスサービス。本当は二人で撮るところ見たかっただけ。これホントに二人入っていいの!? とか言いながらきゃっきゃうふふ。美肌に撮らないと許さないぞー! と真帆さんが言ってます。そして、フラッシュ四回。終わったかな? と思ったら、二人とも真っ赤な顔して出てきました。

最後の一枚は二人が同時にほっぺにちゅーしようとしたので、唇同志でちゅーしてしまった、という中学生みたいな事故キス写真が、にゅーと機械から出てきました。

お二人とも、末永くばくはつしてください、と私は言いました。照れながら、帰り際真帆さんは私に耳打ちしました。ありがとう、五花のおかげで宝物できた、ですって。

いえいえ私こそよいものを見せてくださってありがとうございます。もう、絶対に見せられないような妄想炸裂した漫画が頭の中でどんどんページ数を増やしていますよ、と言ったら、それも送りなさいよ、と真帆さんに言われました。

まだ18歳になってないから、描くわけにいかないんです……と言ったらお二人とも仰天しておられました。

あれ? そういえば年齢言ってなかった? 私。

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