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この女装コミックがすごかったね!2014年版【追補】

あ、あの、すみません、さわやかに新年の挨拶とかしておいて……。

発売されたばかりのどうしても触れておきたい作品と、やっぱり紹介しておこうと思う本について、追補しておきます。

◆ボマーン 「ケイくんとアヤメさんがルームシェア」2巻 双葉社

表紙からして女装です。メイド服です。メガネです。ありがとうございます。
歳の差同棲四コマも2巻で完結。気づけば全員がハッピーエンドですね。
女装シーンはあんまり多くないですし、ケイくんは嫌がっております。嫌がってる、恥じらっているのがお好きな方にはたまらんもんがあるかと存じます。
特にep26は表紙絵からしてご褒美です。ああ、たまりません。
実は1巻が出たときにTwitterで私、もっと女装を描くのだ!みたいなことを言ったんです。そしたら著者様にそれをRTされまして……。ご覧になっていただけてご検討いただけたものと勝手に解釈いたすとともに厚く御礼申し上げます。かしこ。


◆あむぱか 「リバース×りばーす」
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47138585
同人誌を一冊ご紹介いたします。リンクはpixivのサンプルページへ。
女の子と仲良くしたくて女装で高校に通う知夏くん。八方美人でそつなくこなす委員長茜。その茜にオトコであることを見破られ、ばらされたくなければ私と恋人ごっこをしましょうと持ちかけられ……。なんて書くとちょっとヘビーなお話を想像するかもですが、全編に渡ってほのぼのとした温かい空気が漂っています。もちろん事件も発生しますので緊迫感はあるのですが……、さて、サンプルで読めない後半こそが読みどころ。
私は最初読んだ時感情移入しすぎて号泣してしまったよ。
「女装少年」萌え的な視点で読むのはおすすめしません。そこじゃないんです。知夏が女装少年じゃないと成立しないお話ですが、そこじゃないんだよう。委員長こそがこのお話の肝です。めっちゃ可愛いん。
さて、実は本日のコミケにて続編にあたる「リバース×リバースぷらす」が発売されています。残念ながら私はコミケには不参加ですので買うことができません。書店委託はあるんでしょうか。もしくは次回コミティアでも売っていただけるのでしょうか。今日参加するお友達に買えたらお願いしますと緩めにお願いしてありますので、どぎまぎしつつ待とう。
ちなみに前作「きみのせい」も女装男子×照れ屋女子で最高でした。
複雑な会話運びをスムーズに読ませる漫画力の高い作家さんだと思います。有り体に申し上げれば大好き。今後のご活躍にも期待いたします。追っかけます。

*

さあ! 今度こそ。
年賀状も書きました。明日から帰省します。
良いお年をお迎えください!

この女装コミックがすごかったね!2014年版【成年コミック編】

さて、お待ちかね……なのかな、成年コミックです。
数にしても多くありません。アンソロジーなどこれ以外に出版されていたことは知っているし、単体の作品も他にいくつか知っています。
すみません、私自身、あんまり男の娘や女装っ子のえっちというものに興味が薄れてるようで……。
直接的なえっちより、関係性とかファッションとか育っていく恋愛などを柱の影からはぁはぁしながら見たい、という欲求のほうが強くて……腐女子的なんでしょうか。

さておき。それでも買った作品はほぼ良作でございましたのよ。一気にどうぞ。

◆BENNY'S 「オトコのコプレイ?」 メディアックス

昨年は「同棲ちゅう!!」という一般作品の女装作品集を出されていた作家さんのエロリミッターを解除した作品集。ほんのりえっちから完全に切り替わっています。よくぞというほどにバラエティ豊かなシチュエーションや衣装で盛りだくさんな印象。


◆チンズリーナ 「チン☆COMPLETE」 メディアックス MDコミックスNEO

数年前、女装エロコミックもここまで来たかあ……と感嘆した作家さんは、やはり今でも極北のままでした。いや、ますますハッピーパウダーでラリラリな感じです。「お嫁さん」と「兄弟」が両立している世界とか最高に狂ってて素敵です。このまま突き進んで欲しい作家さんです。


◆なおきち。 「オトコのコ wedding」 メディアックス MDコミックスNEO

登場人物の年齢は明記されていませんが、結構これって……。いやいや。錯覚錯覚。うふ。
尿道に差し込むようなリングとか登場しますが、ああいうの実際あるのかしら。私もほし……いやなんでもないです。


◆パルコ長嶋 「男の娘ろまんす」 一水社 いずみコミックス

読んでて途中から女性しか出てこない作品に変わるとものすごい違和感を感じる不思議。夢の国から現実に引き戻されるようなというのは大げさですね。優れた作品の多い作家さんだけに、男の娘モノと普通の男女モノは分けての編集で良かったのではないかなあ。TSモノはどちらと言われると微妙ですけれど。


◆ひねもすのたり 「メス化ふぇす」 マイウェイ出版 マイウェイコミックス

端正な絵柄なので、ほのぼのとした作風のイメージがあったのですが、あに図らんや。かなりハードに堕ちて行く作品群。これは結構すごい。真似しちゃダメだよと言いたくなるぐらいにリアリティもあって、2014年のエロ女装作品の中ではかなりおすすめですわよ。


◆黄上 恵理 「男の娘を好きになるのは仕方ない」 一水社 いずみコミックス

タイトルに深くうなずく私で。そうです、仕方ない。内容は、そううなずけるような男の娘が登場する作品集です。私はシリーズ外の「誰が為に女装するけり」が特に好きです。ファッションや仕上がりが大変に可愛い。デート楽しいよね。


◆夏川 冬 「恋する女装子―禁断相姦」 久保書店 ワールドコミックススペシャル

タイトルの割には……女装シーンはわずかな……。フルカラー単行本です。筋書きは結構ハードというか、えー? みたいな動きも。すごく可愛いんだけど、「女装」をメインに期待して読むのではないほうがよいかな。


◆宮下 キツネ 「イジられ男の娘」 一水社 いずみコミックス

BL系統の男の娘作品をたくさん描かれてる作家さんですが、成年マークつきって初めてだっけ?
いつものちょっと不思議な男の娘たちが一線を越えてエッチ突入です。けど、そんなに驚きや新鮮さは無い不思議。勝手に想像しちゃってたからかな。


◆掘骨 砕三 「かわいいボク」 マイウェイ出版 マイウェイコミックス

2014年の女装コミック界隈の大収穫です。女装であることにこだわって作られた作品群。そもそも掘骨さんの作品って不思議な心地よさがあるんですよね。基本的にウェルカムな肯定感があるのと快感原則に忠実だったりするからかな。
この方向性での続編を期待していますが、また数年は待つことになるかしら。

*

なんと!年内に全部発表終わったー!(去年がひどかったんですねw)
あれだけ専門誌があったりしてシチュエーション的にもあれこれやり尽くした感がなきにしもあらずだったのですが、それでもココロ動く女装作品にまた出会うことができました。
願わくばまた来年も同様、いや、今年以上にすてきな男の娘女装っ子に漫画の中で出会えることを祈念して。

それではみなさま、良いお年をお迎えください!

この女装コミックがすごかったね!2014年版【一般作品その2】

前回からの続きです。

◆夏目 ココロ 「わたしと繁殖いたしましょう」 講談社

浦島太郎を翻案したえすえふコメディ。潮カズキは素で女の子に見える男子。作中で何度も女装しています。あのクラゲを通過したときは衣服だけが変わるの? ちょっとTS的にも見えますが、女装ってことでいいのかな。以下続巻。


◆はらまさき 「ラブ・ボーイ・ラブ」 小学館

ど真ん中ストレートの豪速球ボーイズラブを一般誌で。とはいえ、BLとはちょっと違っていて、普通に男の子が男の子を好きになる、ということを描いている作品かなと思います(単行本の段階ではまだ一部設定が明らかになっていないところあるのですが)。
女装シーンはわずかで、女の子に張り合って女装してみた、というぐらい。サブにゲイを自覚している男の子が出てきますが、彼の言うセリフなど、現実的でリアリティがあって重い。


◆ヒロイチ 「お助け巫女ミコちゃん」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

正直箸休め的お気楽コメディかなと思ってたところがあるのですが、あれれ男の子とラブな展開に?
あとがきにて著者の方の男の子ラブに関する葛藤も語られています。ひかるtoヒカリのところで書いたこととほぼ同じようなことを考えたりしておられるようです。
まったく先が読めないのですが、以下続巻……。出るのかな。でも、あそこで終わっちゃうのはいくらなんでも。


◆福島 鉄平 「アマリリス」 集英社 ヤングジャンプコミックス

毎年年末に駆け込みで発売される本の中に、驚くような秀作があったりして、それを一つの楽しみにもしています。
今年のヒットは、こちらでした。表題作は「へんたいのおじさん」に買われ、いかがわしい女の子の衣装を着せられて接客をさせられる孤独な少年と、普通の少年との切ないお話。デフォルメされた絵柄でソフトに見えますが、ヘビーな少年の心情が胸を打ちます。
もう一編の女装作品「私と小百合」は自分の女装姿に恋をしているだろうクラスメイトとのお話。著者も書かれていますが、この女装ヒロインの可愛さ可憐さたるや。そりゃあ恋だってするさ。


◆ふみふみこ 「ぼくらのへんたい」 徳間書店 リュウコミックス

4巻から6巻まで出ました(4巻の発売日は2013年ですが、初版発行年月日が1月1日なので)。
女の子になりたいと願って女装をする、という人物が登場する作品が実は今年あんまり多くはありませんでした。強制だったり手段だったり(この作品にそういう側面もありますが)。なので、見ていて心苦しくなろうともこの作品に登場する女の子になりたい少年は、否が応でも私をかき乱します。


◆ぷらぱ 「だんしんぐ!」集英社 GJYJC

全寮制の女子校に入学した男の娘、という設定は、もう何度も見てきました。そして中で語られるエピソードもどこかで読んだようなものが多くて、なぜこの作品が2014年の今、世に出たのかなと割と真剣に考えてしまいました。
もちろん絵柄は大変に可愛いので、ぬるま湯的な時空を楽しむためのものなのかな。もしくは、いつだって入門者はいなくならないよ、というフォローアップなのかもしれません。


◆ボマーン 「も~っと!蒸し暑いからぬぐー」 KADOKAWA/エンターブレイン TECHGIAN STYLE

ローファイデジタルコミックの続編。女装のリョウ子がちらほらと。この作品の本筋ではありませんけれど可愛いです。


◆マツリ セイシロウ 「少年プリンセス」 秋田書店 チャンピオンREDコミックス

一冊で完結の割にはスケールが大きく、ドラマティックな物語。満足度高い。
オリエンタルなプリンセスの衣装は布がめっちゃ少ないけれど大変に可愛らしく魅力的(なぜかケモ耳はえてる)。まー普通の男子には着こなせませんわ。
ラブコメとしても充分に楽しめます。コスパ高い。おすすめ。


◆三尾じゅん太 「花嫁は十七歳」1巻 オークラ出版

女の子として育てられた十七歳になる桜子と、そのお見合い相手のミステリ作家のお話。前提は荒唐無稽でも二人の暮らしぶりはリアリティがあって、ちょっと憧れます。
女の子になりたくて女装をしているわけではなく、女の子の格好をしているから愛されているというわけでもないので、いずれは女装からの卒業が描かれるのでしょうか。可愛いので残念ですが。


◆宮月 もそこ 「兄がライバル!」 マイクロマガジン社 マイクロマガジン☆コミックス

可愛い絵柄でさくさくと読める四コマ。もうタイトルがすべてですね。男の娘である兄……姉と、同じ人を好きになった妹のドタバタギャグ。女の子の格好をしていて男の子を好きになるというのは、割と普通のことだと私は思うのだけれど、身内からすればツッコミたくもなるものなのでしょう。ってか、なんでこんな男の子のことが好きなんだふたりとも(笑


◆meco 「女装男子みいちゃんとその彼氏(?)けい君」 竹書房

男子校で女装する、というシチュエーションは好きです。リアル紅一点。
BL作品ですので、女装は手段です。楽しんでるけどそうせざるを得ないような志向があるわけでもない。ただ、好きな男子に振り向いてもらうためにスカートを履く。
関西弁の転校生も実によいキャラで、ああ、男子力が高いというのはこういう人を言うのかなと思います。ときどきリアルにもおられますね。ほれてまうかんじの。


◆やぶうち 優 「ドーリィ♪カノン」 小学館 ちゃおコミックス

5巻と6巻が出ました。説明無用の人気少女少年コミック。いよいよプロへの道を歩み始めました。今までみたいに単純にきせかえ! 可愛い! って感じにはいかなくなってくるかな。
実写ドラマやらゲームやらと多角的展開も。相変わらず、カノンの可愛さは群を抜いています。


◆山本 アタル 「偽×恋ボーイフレンド」 リブレ出版 シトロンコミックス

今年の収穫のうちの一つ。女装を描いた作品は、本の半分を占める表題作(なんと全部描きおろし)ですが、それ以外も、あ、これ新しいなと感じるボーイズのラブが描かれていて気持よく読める一冊です。
何よりもめぐるちゃんの女装が可愛い。ファッションが華美でデコラティブなのに、現代的で実際ありそうで、リアル。まーお話としては、もどかしいほどのすれ違いの連続で、おーまーえーはーと胸ぐら掴みたくなるほどではありますが。


◆宵野コタロー 「僕は先輩に女装を強いられています」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

「恥じらいを忘れた男の娘なんて ただの女装にしかすぎないのよ!」
……そもそも「男の娘」という言葉も明確な定義は無く、それぞれの心の中にそれぞれの俺定義がある、というゆるふわなものではあるのですが、こうもはっきりと言い切られると、おお、そうか、そうだな、と納得してしまいます。
美人の先輩から強制女装されるというシチュエーションには夢が詰まっております。ほぼ全編に渡って展開される夢物語。


◆吉乃 そら 「お姉ちゃんが守ってあげる!」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

双子のアイドルユニット、という設定はありがちかなーと思いますが、そのどちらもが男の子で、女の子としてデビュー、というところが斬新。成長物語としての要素も多分にあって良作。
そろそろ現実でもこうした男の娘アイドルがばーんと出てきてもいい気はするんですけれどね。
(AV界には超新星が現れましたが(笑))


◆アンソロジー 「女装少年アンソロジーコミック ひめイチゴ組」 一迅社 REXコミックス
◆アンソロジー 「女装少年アンソロジーコミック ひめリンゴ組」 一迅社 REXコミックス

久しぶりに出た二冊は、プラナス・ガール終了後の松本トモキ氏の表紙や、ひめゴトを中心に据えたりする編集で、悪くありません。
しかし、どうしても一言申し上げたい作品があります。
RYUKI「お嬢さまはオトコの娘」です。
登場する男の子が、本気で女の子になりたい、自分は女の子なのだと信じているのに対して、お前は男だ、坊っちゃんだと強要するのは、いくらギャグやコメディであったとしても、笑えません。もちろん現実に身内からしてみればそう言いたくなる気持ちはわかりますし、その内容によっては笑える話にすることもできるでしょう(「とあるPたちの日常」は同様に女装をやめろと言い続けていますが、不愉快さはさほどありません)。
セクハラのレベルもひどく、おぞましいほどに感じられます。その女の子になりたい男の子が可愛く強く健気であることがわずかな救いではあるのですが……。
シャレや手段のために女装している男の子に対してならば、女装をやめろとしつこく言うのもギャグや笑いにできると思うんです。でも、そうじゃない子を主人公に据えてしまったのであれば、これはただの嫌がらせであり虐待です。
これまでに良作の女装、男の娘コミックを多数まとめてきたアンソロジーシリーズが、ここに来てどうしちゃったの? 今までに無い設定のものを作ろうとするあまりにこうなったのかとは思うのですが……(何も考えてない結果……では無いと信じます)。


さて、これで一般作品部門は終了です。いくつか私が、これはいいかな……と判断して買ってない本などもありますので、完全リストではありません。念のため。

残り成年コミックについてはもう少々お待ちくださいませ。

この女装コミックがすごかったね!2014年版【一般作品その1】

女装・男の娘漫画の風は止まった。
ならばどうすればいい? 

そう、自分のオールで漕ぎ出せばいい。

……などと意味のわからない熱いことを言ってますが、毎年恒例いつもの女装作品まとめです。
専門誌がなくなってからは、それをまとめた単行本もペースががたっと落ちて、刊行点数もかなり減りました。
ですので、今年は、3回にわけてお送りしたいと思います。

成年コミックは最後にとっておいて、一般作品を。著者のあいうえお順で二分割です。

◆あまゆみ 「シンメトリカル パラドックス」 竹書房 バンブーコミックス COLORFUL SELECT

双子の姉の代わりに女子大の寮に入ることになって、でもそこには男性恐怖症の親友がいて……という王道パターン。成年マークはついていませんが、男女のえっちなシーンを楽しむための作品ですね。


◆池ジュン子 「水玉ハニーボーイ」1巻 白泉社 花とゆめCOMICS

オネエの波は少女漫画にもやってきた。オネエ系男子高生と侍系女子高生とのラブコメ。
伝統的ジェンダーロールをひっくり返すというプロット上、どうしたって古い価値観が顔を出したりはします。けれど、基本的に愛に満ちていますし、今後の展開に期待して流してみましょ。
オネエ、アリですわよ。新しいイケメンの形かもしれない。


◆石川 雅之 「もやしもん」13巻 講談社 講談社キャラクターズA

大人気農大コミック、もやしもんが完結しました。もちろん、ゴスロリ女装の結城蛍くんも活躍いたしますよ。ショートカットでも可愛いんだもの、こんにゃろう。
あ、ちょっとだけ私の中のBL脳がたぎる展開もございました。うふふふ。


◆位置原光Z 「アナーキー・イン・ザ・JK」 集英社 ヤングジャンプコミックス


会話こそが物語の根幹である、という信念を持って作られている……のかどうかはわかりませんが、飛び抜けて個性的な面々がうだうだと会話を繰り広げる姿は現代的であり、リアルな女子高生的であります。
まったく何の説明も無く単眼キャラが登場しているあたり、ある意味バリアフリーな世界です。そこに女装男子(ドM)も登場します。そういえば私、単眼キャラにはまったのはこの作品が最初でした。踊る吉川っちが可愛くてな。


◆上田 キク 「コス・クチュール」 幻冬舎 バーズコミックス

女装男子によるお裁縫指南コスプレコミック。実際ギャザーの寄せ方とかリアルなお裁縫シーンがあって、ハウツウとしても読める作り。リアルドレスづくりをマンガの中で説明し始めたらそれこそページ数足りないので、ヘッドドレスなどから始まってるけど、でもスタートはそこだよね。 女装男子が主人公ではあるものの、女装シーンは少なめ。今後増えるでしょうか。


◆木尾 士目 「げんしけん二代目」 講談社 アフタヌーンKC

七(16巻)と八(17巻)が出ました。斑目ハーレム編ですね。波戸ちゃんもまた無事に(?)女装に戻ってきてくれて私は嬉しい。そして、ガチンコのBL展開……なんだろうか、これは。アフタヌーンでも追いかけて読むほどに気に入ってる作品ですが、単行本の描きおろしが多いのも魅力。そしてそこに案外重要な情報が描かれていたりして……。


◆木々 「ラヴ ミー テンダー」8巻 幻冬舎 バーズコミックス ガールズコレクション

「せんせいのお時間」が終了した今、最もクィアなコメディ作品であると私は思っています。登場人物のほぼすべてが何かしらのねじれをもって恋愛をしている。そしてこの8巻で、ようやく、とも言うべき大きな動きが現れます。
ずっとずっと大好きな作品でしたので、終わりに向かっているようでちょっと寂しくもあるのですけれど。ミカちゃんやナオのファッションを真似っ子したくなるほどに私にはお手本でさえある一冊です。


◆楠見らんま 「いとをかし」3巻 竹書房

3巻にて完結。黒髪和風な女装少年も登場します。もう少し続いてもよかったんじゃないの、と思ったのですが雑誌がなくなったのですね。世知辛い。私、「伊藤菓子」という店名と作品名が結びついて「ああ!」ってなったの最近なんですよね……。そんな程度の観察眼でございます。ほのかにほのかに香るラブの要素は、そこで終わっちゃうの?


◆車谷 晴子 「なのに、ボクはイヤといえない」2巻 小学館 サンデーGXコミックス

待望の二巻。裏表紙に「ね、ここ、女の子みたいになったでしょ?」の文字が。女装クラスタのみならず一部好事家に衝撃をもって受け入れられた「タック」がここでも登場です。それにしてもインモラルな作品です。可愛い図柄で他のどの作品よりもディープな世界を描いています。


◆コバヤシテツヤ 「僕の女神さま」 秋田書店 チャンピオンREDコミックス

女装少年はシスターの世界にまで潜入していくのでした。夢か現実かよくわからない感じで描かれています。え、結局、どっちでどういうことなの。


◆鮭夫 「ヒトミ先生の保健室」2巻 徳間書店 リュウコミックス

単眼のヒトミ先生を中心に人外だらけのスクールライフを描く作品も2巻目。おっぱいが大きくなってしまって女装することで解決しようとする少年が登場。すけべえが根底にあるし、性格あんまりよろしくない感じで描かれてるので、女装結構可愛いのに冷めた目で見られちゃっててちょっと残念ですけれど。私もおっぱいほしいです(何を唐突に)。


◆竹林 月 「ひかるtoヒカリ」2巻 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

男の娘コミックにてラブを描き、なおかつそれが成熟したとき、いくつかの舵取りが要求されます。男の子同志だった場合、そのまま行って、本当にいいのかな、という視点が代表例。
この作品では、1巻の段階で女装少年が普通のサッカー少年に明らかに恋をしていました。そのサッカー少年も女装少年を女の子だと思った上で恋しています。そこにあるねじれをどうするのか、解決して一歩進めていいんだろうか。
2巻ではその解決が描かれます。そしてその上で少年たちはどう葛藤するのか。しないのか。
私は、ゆるふわ解決、全然アリだと思います。ラブコメは一番楽しい時期だけを描いてもいいんですよね。


◆多丹 モト 「父で娘」2巻 双葉社アクションコミックス

当Blogでも個別にエントリを立ち上げるほどにハマった一冊。自分でもまさかと思うほどでした。
おおもとの若くて可愛い父親という設定はギャグのセオリーのようなもの。そこで造形されたまどかというキャラクタは、いろんな方向が尖っているけれど、そのカウンタとして登場するミチルはいろんな面において「普通」。女装少年ではあるけれど、常識人であり、可愛く、普通に恋をして、結ばれていく。破天荒な物語だからこそ際立つ普通さに私は惹かれて、その恋を羨ましいと思いつつも応援したのだと思います。
自分にとってはとてもよい作品でしたが、万人にもそうだとは思っていません。しかも1巻を読んだときと2巻を読んだときでの自分内評価が全然違うし。薦めにくい。なので、私はすごく好きだ!とだけ強く主張しておきます。


◆佃煮 のりお 「ひめゴト」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

◆アンソロジー 「ひめゴト コミックアンソロジー」 一迅社 DNAメディアコミックス

「ひめゴト」は2014年の(男の娘・女装作品として)最大のヒットとなりました。返す返すもわぁい!の休刊にブレイクが間に合わなかったのが残念だなと思いますが。
アニメ化までされ、秋葉原の書店にはキャラの等身大ポップが立っていました。2014年には2巻3巻4巻までが出ました。いいペース。
基本ドタバタなギャグですが、可愛いを本気で描こうとしているのがよく伝わります。
アンソロジーは他の作家さんによる公式二次創作のようなものですね。


続きます。

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