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この女装コミックがすごかったね!2012年版【成年コミック編】

さて、気づけばもう大晦日ではないか!
でも、最後までギリギリ間に合いました。2012年も大詰め。この女装コミックがすごかったね!もラストエントリ。成年コミック編です。
おそらくここで紹介するものはほんの一部です。正直私のアンテナはだいぶ鈍っていますので、上澄みだけを掬っただけかも。
それでもびっくりするようなものを拾い上げたりしちゃうのがおもしろいところ。お気に召すものに出会えるとよいのですが。

◆猫守麻里鈴 「メイクアップ」 オークス華陵COMICS

SIDE AとBが同時発売です。メインテーマはボディペインティング。どちらかというとそっちの興味から買ったんですが、絵師でもある鳩羽くんが女子ユニフォームをペイントしてスカート履いて外に出たりしています。
このなんともあっけらかんとした雰囲気と、エロのためにすべてが奉仕するような世界観とか、すごいなーと思ってしまいます。合わない人もいるだろうけれど、ハマれば天国かも。


◆Q 「姉といぢられ男の娘」 一水社

「ドキドキ入学試験」は制服。
「学祭デリメイド」は衣装がちょう可愛い上に、首輪でアナルに尻尾でお散歩。私はこれが一番好き。
「もし野球部のチアガールが♂の娘だったら」チアコス。巻頭カラーもあります。
「猫娘物語」はゴスロリ。
「マツリノヨハ」で浴衣。と、衣装だけでもバラエティがあってよいです。


◆命わずか 「秘密のバスツアー」 一水社

バス会社に入社して憧れの運転手になるはずがバスガイドに……という、ああ、羨ましい(笑) と、まあ、そういう最初のエクスキューズだけあって、あとはもうひたすら……という感じではありますが、バスガイドさんってよいよね。制服とか可愛いし。私がリアル女子に生まれていたらなりたかった職業でもあります。


◆命わずか 「ちんドル☆マスター」 オークスXO COMICS

こちらはアイドルモノ。3人組アイドルですが三者三様の男の娘。世界観からしてぶっ壊れています。ってか、あそこまでやっといて男の娘だとばれてないとかすごいわあ……。眼帯キャラとか、その他男の娘キャラとかオールスター入り混じりって感じです。


◆パルコ長嶋 「男の娘るねっさんす」 一水社

端正な絵柄がすっきりしててよいですよね。何作品かは、男と男の娘のカップリングですね。もう最近は珍しくもないですけれど。
ああ、やっぱりウェディングドレスはたぎるわぁ。コルセットでがっちり補正してるとかそういうのもボンデージっぽくてよいし、シチュエーションももえるわ……。後半は普通の男女ものも収録されています。


◆チンズリーナ 「チン☆デレ」 三和出版

私はこの作品を読んだ時、えらいところに来ちゃったものだ……と思いました。まさに「極北」です。頭のネジを全部外して読むべし。
全編が男の娘とお兄ちゃんのハイテンションな組み合わせ。
いろんなシチュエーションが出てくるけど、愛とウルトラハッピーにまみれてるような世界観。脳内麻薬がどばどば出ます。いやあすごい。今年この作品と作家に出会えただけで、私の中の成年コミック系女装ものは大きな打ち上げ花火あげて終わった、って感じだったもの。
チンズリーナさんは男の娘、女装コミック専業作家、という位置づけで、解説などの作家の素を出すようなところでもハイテンションのままで、キャラを維持してるんですよね。pixivでもそれは変わらないし、すごいなと思います。
あ、でも、pixivのあの背景写真はなんであれなんですか……。


と、いうわけで、どかんと年末にまとめきることができました。
お年玉を注ぎ込んで買いまくるもよし、気になった作品をじっくり読み込むもよし。そんな新たな世界へのブックガイドとして使っていただけたらコレ以上の幸せはございません。

では、よいお年を!
来年も女装コミックにとって、よい一年でありますように。

この女装コミックがすごかったね!2012年版【アンソロジー編】

さて、今年もたくさん出ました、アンソロジー編です。所収作品のうち私が気になったものをざっとご紹介していきます。
後半、成年コミックもののアンソロも含みますので、未成年の方は成年になる日をカウントダウンして待ちながら我慢。


◆女装少年アンソロジーコミック 一迅社REX COMICS

こちらは、「わぁい!」系ですね。

・ぶどう組
ちょっと不思議な作品が多かった印象。ギャグ作品はひとつでいいと思うんだ。


・ばなな組
タイトルとしては、一番おいしいと思うんだけど、まあ、そこはあんまり関係なく。
ちょっと初心に帰って、恋をテーマにした作品が多くなったかな。六堂秀哉さんの描く、あせあせしてる女装っ子は可愛いと思うんだ。


・ぷらむ組
かまぼこREDさんはギャグなんだけど女装っ子が異様に可愛い。そして森清士郎さんのぽにゃっとした古手川くんが可愛すぎる。ものすごく膨らみそうな設定がバックにあるので、もうちょっと別角度からも読みたい。


・すいか組
CUTEGさんの引きには引いたぜ。まだ続きは出ないのかっ! すんごい気になるじゃん。ってか、花ちゃんが可哀想だよ……。


というわけで来春早々に「リボン組」が出るようです。楽しみにしておきましょう。

◆オトコの娘コミックアンソロジー ミリオン出版

そしてこちらが「おと☆娘」系。ホントに二大勢力となって拮抗しています。理想的。

・恥ぢらひ編
そう!恥じらいはとても大事です! 恥ずかしがる男の娘満載でよかったです。ハイライトはやはりウェディングドレスでしたね。憧れ最高峰です。


・天真爛漫編
恥じらいとは真逆の天然系というかあっけらかんとした明るい作品が多かったのですが、松本ミトヒ。さんの(単行本にも収録されています)「死神の憂鬱」がよかったです。


・奈落編
奈落……というほどダークな側面はありませんが、快感に堕ちていくというのはなかなかそそるものでございます。冒頭「女装玩具」の「綺麗になるのって楽しい!」というのは本質的です。あの2ページは至高。


・魔性編
魔性というキーワードをどう解釈するか、という作家さんの力量がうかがえて楽しい作品集です。「ねこのめ。」のセルフ写真撮影シーンが最強でした。


・初恋編
私、このカバーの子、すごく好きなんです。なんか抱きしめたくなるような愛らしさがある。「恋」をテーマにしたとき、その対象は男? 女? という問題があるんですが、ほぼ全編男と男の娘ですね。読者の傾向にもよるんでしょうけれどね。こういうのをまとめてみるのもおもしろい気がします。


◆お姉さんとオトコの娘コミックアンソロジー ミリオン出版
おと☆娘系から出たテーマを絞ったアンソロ。こちらは男の娘のお相手がすべて年上の女性です。おと☆娘本誌に掲載された作品の再編集でもありますが、描き下ろしもあり。その描きおろしの「ボクはシンデレラ」はなかなかよかったです。吉田悟郎さんは大活躍でしたね。


8<------------ ここから成年コミック ------------8<

◆オトコのコHEAVEN メディアックス

Vol.3からVol.7までが出たことになるのかな。でも私は3しか読んでないのです。
3の特集は「学園制服×男の娘」「ナイショの部活少年」と、学校をテーマにしています。成年コミックとなると格段に自分の世界を持った作家さんが増える印象です。なのでとてもバラエティに富んでる。この本で知ったどえらい作家さんについては、成年コミックのエントリで語ります。



◆男の娘はいつでもモテ期 一水社
2もあわせて。いつもの一水社さんのオールスターメンバーという感じもします。
それにしても男の娘はホントモテモテだなあ……。おかしいなあ私にはモテ期なかった気がするんだ……。


と、今年もアンソロ花盛りでした。いろんな作家さんを知ることができる、という意味でアンソロはカタログとして使えます。今がそうであるように、緩めのテーマで編む、というのが読んでいても楽しいですね。
成年コミックであれば気になりませんが、全年齢で男の娘はちょっとぱんつ見せすぎだと思うんです。正直ぱんつのもっこりを見せない限り男に見えない、という現状がそうさせてるのかなーと思いますが、やりすぎは品がなくなるよ。

この女装コミックがすごかったね!2012年版【一般作品(新登場)編】

さて、一番のボリュームがあります、一般作品新登場編です。
これは2012年に初めて登場した作品、単発の単行本作品を取り上げるものです。
……こんなに出てるんだねえ、というのが正直な感想です。そして、その多くがクオリティ高いこと、世界に誇っていいんですが、世界も困惑するかと思います。


◆やぶうち優 「ドーリィ♪カノン」1巻 小学館ちゃおコミックス

帰ってきた少女少年……と言ってよいのでしょうか。奏四きゅんがむちゃくちゃ可愛いシリーズ爆誕です。お相手となる宍戸心音ちゃんも変なしゃべり方ですごく可愛い。こういう作品でヒロイン(どっちだ……。心音のほう)を好きになることあんまり無いのですが、この作品は別、だなあ。
少女漫画からのエントリーは今年ほとんどなかった(私が気づいてないだけかも)ので、そういう意味でも貴重です。おすすめ。


◆幾夜大黒堂 「ふぇちっくす!」1巻2巻 フレックスコミックス

毎年常連の幾夜さんですが、成年コミックじゃない一般コミックでは初です。
登場人物のいずれもが深い性癖を抱えている作品で、主人公倫太郎くんが可愛い女装です。以下続巻。


◆内々けやき 「エクロール」 少年画報社

「しょたせん」とは全然違った方向からのアプローチ。基本的にTSジャンルに該当しますが、段階を追っての女性化なので、当初は女装ですね。あと、所収の短編作品は女装です。
生徒の名前を睦月や長月などの記号で呼ぶ「学校」、だんだん以前の記憶を失わせて女性化して行き、いつかはいなくなる……というヘビーな背景が見え隠れする独特な世界を描いた作品です。


◆長月みそか 「のぞむのぞみ」1巻 少年画報社

TSコミックスという名の通り、ある日突然女の子になってしまう……というジャンルの作品なのですが、女の子になってしまう前に自主的に女装してどきどきしてるシーンがたまらなく可愛いのです。全ページフルカラー。


◆金子歩 「君の中の少年思考」1巻 白泉社

「ノンケの君にバーーーン!」とやられました。私ノンケじゃないけどな。
これ、すごい。実はブログで個別に取り上げようかと思ったぐらいに衝撃を受けた作品です。
掲載は一般誌。ヤングアニマル。いわゆるラブコメですがヒロインは男子。主人公も男子。BL? 違うね。主人公不細工だもん。ファンタジーでもないし。ハッピーエンドじゃないかもしれない(まだ続いてます)。
これは本気の男の子同士の恋愛作品です。
これがデビュー作とのことで、確かに絵はまだ不完全なところも多いです。でもそれがなんだというのだ。
男を好きな男(見た目は美少女系)がからかわれて男へのキスを迫られて、逃げ出す。そして、涙しながら「なんて言えば良かったの?」「男と男なんてありえないって?」「それが当たり前の答えなら」「俺はどこに行ったらいいの…!?」
このリアルな叫び。ああ、幸せになってほしい。
女装はメインテーマじゃ無いので、少しです。けど、効果的。青春っていいな、と素直に思えます。順位はつけないと言いながらも、今年読んだ漫画の中で限りなくトップにいます、この作品。


◆宮下キツネ 「もえるお兄様」 光彩書房

読み返してみたら、女装なシーンがあるのは最初の一編だけでした。じゃあ、「ちょっとだけ作品」に含めるべきだったかな。なんかね、印象として、ずっと女装なイメージがあるんです。BLだけど受けの子がヒロインっぽい。
ちょっとしたカットに女子服の子いるけど、あれも当然男子ですよね。
(宮下さんの作品って、なぜかAmazonに無いことが多いんですよね。欲しい方は書店で探してね)


◆ひねもすのたり 「オンナノコときどきオトコノコ」 一迅社わぁい!コミックス

わぁい!に連載していた作品。未だについ、ひねあきとか言いそうになります(こら)。
ちゃんと男の子っぽい体型なんだよね、あきらちゃん。一巻で終わっていますが恋の行方まで急いで追わないというのもひとつの終わり方であると思います。


◆ゑむ 「ひみつの悪魔ちゃん」 一迅社わぁい!コミックス

キラキラゴージャスな表紙の大きめサイズで発売になりましたが、2巻の発売と同時に、小さいサイズで再発売となりました。つまり判型が変わったのですね。リバーシブル!も、すずのねもそうですが、できればそういうの、やめてくださいませ。と、作品の中身とは関係ない話を。
だってもう説明いらないじゃん、この作品。
破天荒なギャグがキレまくったヒット作と言ってよいのではないでしょうか。


◆日辻ハコ 「すずのね」1巻 一迅社わぁい!コミックス

コマ密度はゆったり目でさくっと読める作品。男の娘が温泉宿の若女将として活躍ですよ。和服がメインで可愛いです。
実際には、2012年内に2巻が発売になっていますが、奥付の日付が2013年だったので、そちらについてはまた来年触れましょう。


◆坂野杏梨 「初告白」 一迅社REX COMICS

こちらは単行本で出ている女装コミックアンソロジーからの単行本(ややこしい)。割とぶっ飛んだ感じの導入だったので、正直申し上げてこれが単行本になるまで続くとは思っていませんでした。
まとめて読むとちゃんと一本通った筋があって楽しい作品です。


◆結城さくや 「春日野高校女装部」 一迅社REX COMICS

イエェェスストロベリー。テンション高い4コマ+ストーリーで展開される「女装部」のお話。こちらも女装コミックアンソロジーからまとめられた作品集です。後半には女装と関係ない作品も入っておりますが。


◆真西まり 「僕が女装して弾いてみたらバレそうな件」1巻 一迅社REX COMICS

ニコニコ動画的文化がすでに当たり前のように浸透している学校世界を上手に描いてる印象があります。
「弾いてみた」で女装動画(でも女装だとはばれてない)をうpしてるアリスと、それに憧れる女の子。そして二人は出会いバンドをはじめるんだけど……なんだかはじけまくってるアリスが怖くもあって、さてどんな展開になりますやら。
アルパカスケルトンってホントにいそうなバンド名。よい名前。


◆霧友ころは 「レンゴクのミコト」 一迅社REX COMICS

伝奇物語的な要素もたっぷりありつつ、ぶっ飛んだ設定とギャグが炸裂する上質なエンタテインメント。委員長の変身には爆笑したよ。
女装なのは主人公の尊。制服も可愛いし、巫女も可愛いし、……犬も可愛い。
この設定は一冊で終わるの勿体無いなあと思います。もっと読みたい。


◆立花瑛 「先生あのね」1巻 ミリオン出版

おと☆娘からのコミックス。先生と男の娘という組み合わせはなかなかに至高です。たぎります。ファッションもちゃんと考えられてますので、とても可愛い。びゃって泣いてるシーン最高(すんごい小さいコマじゃんか)。


◆クロマメ 「ジョそお部」 ミリオン出版

女装ファッション部を舞台にした作品を中心に編まれた、全編女装っ子の作品集。この「女装部」的な発想って古い作品にもありますが、も、もしかして今や現実に存在しちゃったりなんかしているんでしょうか……。どきどき。


◆松本ミトヒ。 「非リア充集団がクラスメイトを女装させて彼女にしてみた」 ミリオン出版

えっと、これもタイトルまんまです。女装させられてみんなの共用彼女にさせられるとか、女装っ子の夢じゃない? いろんな衣装を着られるし、ラストには……。みんなとキスしまくってるけど、本当は○○のことが好きなんでしょ? ね? ね? とか言いたくなりますが、グッと我慢(言ってる)。
別シリーズの「アクトレス」も入って、更にはシリアスな読み切りつきのお得な一冊です。


◆あきづき弥 「乙女心(?)の自由形」 ミリオン出版

男の娘アイドルモノ。ギャグ作品だとね、女性アイドルやってる男の子がバレちゃった! 観客「だがそれがいい!」なんだけど、そのあたり、ある程度リアルに描いた作品。
普通のアイドルサクセスストーリーとしてよくできています。五話のラストのセリフにはグッと来ちゃったよ。衣装も凝ってて可愛いし、もっと続いて欲しかった作品のひとつかも。


◆ととねみぎ 「しらかば202」 クロエ出版

めーこ先輩が男の娘。成年誌に連載されていた4コマ作品ですが、この単行本は全年齢です。でも、あまり若い子は読まないほうが。
どうしてもセクシャリティとかジェンダーとかそういうものを絡めてギャグ作品にしようとすると際どいところに触っちゃいますよね。私、この作品のエンディングはあれでよかったのかどうか、全肯定はできずにいます。あとがきでおっしゃっていたとおりにその後の二人を是非読みたいなと思います。
(2013年3月注:著者さまのお名前を書き間違えていました。訂正しました。大変失礼いたしました)


◆シュガー 「さつきコンプレックス」1巻 芳文社

端正な絵の4コマ。さつきお兄ちゃんがお姉ちゃんです。あと、お父さんもお母さんです。
ねえねえ、こういう作品だとナチュラルに体操着がブルマだったりしますが、今現在ブルマの学校ってあるんですかね?


◆ふみふみこ 「ぼくらのへんたい」1巻 徳間書店

男の娘を「萌え」で切り取った作品は数々あれど、「リアル」で切り取った作品って、「放浪息子」しかなかった、というのが昨年までの状況でした。ところが、今年はこれが加わります。三人三様の男の娘の物語とも言えます。帯にはラブストーリーって書いてあるけど、どんなふうにラブになっていくんだろう。
詰襟を着たきれいな子(まりか)のことを「ちーちゃん」と言ってるシーンがあります。つまりこの作品の登場人物は「放浪息子」を読んでる。そういう視点で見るのもおもしろいです。


◆上田キク 「真田ハートブレイド」1巻 幻冬舎コミックス

戦国時代から、というキーワードがあらすじに見えたので、歴史モノなのかなーと思って読んだら全然違った上に超ハイテンションでなかなかアガる作品でした。夜千代さま可愛いし。柚流もメガネっこで可愛いし。


◆小笠原朋子 「ラブカラ」 エンターブレイン

「Hiスクラップ!」という作品の続編にあたる作品だ、ということに気づいたのは結構後でした(Hiスクラップ読んでたのに。遅いよ)。
絵柄は4コマ作家らしくすっきりしててキャラの見分けもつきやすくて読みやすいです。そして全員の恋愛模様が入り乱れつつもキレイにまとまっていく様はなかなかに見事です。女装は亜季ちゃんが時々しております。
おもしろいよ。


◆険持ちよ 「女声男子」 SQUARE ENIX GC ONLINE

「女声」がメインテーマの作品。そこからガールズバンドに入り、さらには……というシンデレラストーリー……なのかな。
自分の声を気持ち悪いなんて言われたら悲しいよね。でもそれを好きだと言ってくれる人がいる。
連載で読んでいたときは、ちょっと荒唐無稽さが目立ってたんだけど、単行本で読んだら(加筆訂正もあって)違う印象に。


◆芳澤ばにら 「偽双ハニートラップ」1巻 双葉社High

美少女双子……と思いきや実は、というコメディ。ツンとヤンとデレが入り混じった感じです。双子モノって私そんなに好きじゃないのですが、この作品では無理がないのでそのあたりOKでございます。


◆はる桜菜 「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師な件」1巻 エンターブレイン

野村美月原作の同書のコミカライズ。原作は未読です。最近のラノベの流行りらしく長いタイトルです。そしてタイトルだけでだいたい中身がわかる。
作りこまれた設定の上に乗っかる多めの登場人物をなかなか見事にさばいている印象です。女装はもちろん、主人公のグリンダ……じゃなくてシャーロック。


◆児玉樹 「まほマほ」1巻 角川書店

街を守る魔法少女の正体が実は男の子☆ という魔女っ子コメディ。普段の男の子の感じと変身後の感じがあんまりリンクしないのがちょっと残念ではありますが、可愛いです。好きな女の子の正体が実は……という王道パターンもありつつ、ひとひねりもありつつでなかなかエンターテインメント。おもしろいです。


◆石田敦子 「ぴゅあ☆どる」 幻冬舎コミックス

双子ユニットアイドル「ピュアツインズ」の片方は……という、なるほどアイドルものとしての王道。でも、その二人の関係は案外リアリティがあって、ヘビーな面も。石田さんは割とよく女装っ子描かれますよね。かなり危うい線でギリギリなんだけど可愛い、というキセキのような絵とお話で、一冊完結です。


◆瀬口たかひろ 「たまたまオトメ」1巻 白泉社

本筋はTSですので、どんどん女性化して行く拓ちゃん。そしてそれに比例するようにどんどん魔女になっていくユリちゃん。前半のまだ男の子時代の匂い立つような色気描写はさすがです。

この女装コミックがすごかったね!2012年版【一般作品(継続)編】

さて、第二のエントリでは、連載作品について取り上げようかなと思います。
とはいえ、私がもう追いつけなくなってしまった有名作品(例:國崎出雲の事情)や、女装がテーマではないものの女装っ子がレギュラーとしてずっと出ている作品(例:もやしもん)については、一部割愛します。
ってか、もう正直よくわかんない。すべてを網羅するって大変ですね。

まずは昨年軽く最後まで触れた作品から。


◆壱村仁 「coda」3巻 マッグガーデン

女装っ子プリマ作品が堂々の完結です。ほぼ一話まるまるバレエシーンという臨場感と緊張感あふれる展開でした。所作がちゃんと美しいんだよ。


◆唯登詩樹 「My doll house」3巻 集英社GJYJC

フェロモンを撒き散らす女装っ子(おっぱいついたまま)のハーレムコミックもこれにて完結。途中でもう誰が女装で女の子なのかよくわかんなくなっちゃいましたが、この作品はそういうこと割とどうでもよく楽しむのがよいのでしょうね。


◆塩野干支郎次 「ブロッケンブラッド」 少年画報社

8巻と9巻が出て完結なんだそうですが、まったくもっていつもどおりに終わっており、いくらでも続きが出せる状態です。つまり、桜子ちゃんの受難は続き、なんにも解決してない。第一部完、とかまあ実質そういうことなのでしょう。気まぐれに復活してくれることを楽しみにしておきます。


◆三倉ちかげ 「オトコのコはメイド服がお好き!?」2巻 角川書店

可愛いメイド四姉妹……四兄弟コメディも完結です。これもひとまずの幕引き。大判のイラスト本も2012年版が出ました。不思議な形で長く続いていますね、このシリーズ。


◆木尾士目 「げんしけん二代目」 講談社

12巻と13巻が出ました。波戸ちゃんが相変わらずの主役級で大活躍しています。ウィッグも何種類か使っててまったくもって飽きさせません(誰を)。
そしていよいよの微妙な恋心もちらほらと見えてきているようないないような。高校時代のお友達のぎょろ目今野ちゃんとか可愛い。


◆松本トモキ 「プラナス・ガール」 スクエアエニックス

5巻が出ました。おっぱいちょい盛り+ロングエクステ+メイド服の絆ちゃんというご褒美に加えて、槇くんまで女装とか。ああ、ありがとうございます。
さらにウェディングドレスまで突っ走っていただきまして、もうここまで来たらあと何があるんだ。いや、私は絆ちゃんと槇くんがただいちゃこらしてるだけで満足です。


◆雪広うたこ 「少年王女」 シルフコミックス

2巻が出ました。1巻のときに書きましたが、物語の力を感じる作品です。2巻でもそれはもちろん健在。またやられた、と私は感じました。すごいぞ。


◆春夏秋冬鈴 「レディーズメイド」 少年画報社

2巻が出て完結しました。時代背景は借景であり、本質はメリルとビリノアのらぶらぶコメディです。この作品では私、ビリノアよりメリルのほうに気持ちを片寄してしまうんですよね。なぜだろう。って、単純に可愛いからかもしれません。
あのえろいやりすぎ下着はちょっとどうかと思いましたが(笑)
あ、あとローレンスちゃんという大変可愛い女装メイドも登場します。サービスサービス。


◆中澤泉汰 「water cube」 アース・スター

2巻が出ました。水着で水球をやるというむちゃくちゃハードルの高い女装をしておきながら、そういえば制服シーンってここで初めて出てくるんですね。今更スカートがスースーとか、初々しいぞ。
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◆志村貴子 「放浪息子」 エンターブレイン

13巻が出ています。お……大人の女装がいろいろとリアルでなんともいたたまれない気持ちになります。己を思い返しても。ああ。もう。
にとりんは相変わらずの可愛さではありますが、否が応でも知らされる身体の成長がついに見えてきた感じ。それにしてもこの作品の放浪はこれからどういう方向に向かうんだろう……。楽しみというよりちょっと怖くなってきました。しあわせでありますように。

この女装コミックがすごかったね!2012年版【ちょっとだけ作品編】

ええっ、まだ2012年のうちにやるの!?

……とか言われそうなくらい、2011年版は遅れに遅れました。ネタは目の前にあるくせにねえ。
今年はそんなことにならないようにと、かなり前もって準備をスタートしておりましたので、行ける!はず!(弱気)
すでに数日前に発売になりました、わぁい!関連の単行本の奥付日付が2013年になっていることを確認しましたし、そろそろやっちゃいましょう。

というわけで、毎年恒例、「この女装コミックがすごかったね!」です。某宝島社の一連のアレをパクってるのではなく、パロってるつもり。

すごかったねー(*´・ω・)(・ω・`*)ねー

って言うだけのエントリです。順位などはつけません。選者私一人だし。ってか、単に今年買った女装コミックにこんなのあったよとまとめたいだけの話しなのでございますゆえに。

毎年「追い風だね」と言い続けて幾年月。私はついに今年、そう思わなくなりました。じゃあ逆風なのかと言えばそうでもなく、凪というか、ああ、定着したなあ、と思ったのです。
「わぁい!」と「おと☆娘」の二大雑誌もコンスタントに出ていますし、それ以外のコミックアンソロジーも花盛り。それら雑誌やアンソロからの単行本も続々出てますし、新規の作品も次々と安定供給がされている印象です。
クオリティも年々上がっていて、王道だけではなく意外な方向からのアプローチ作品なんかも誕生しています。善き哉。
読む側からすれば当たり前ですが、おもしろいものが一番。可愛いことも大事ですが、時には過酷な運命を背負わせた重厚な物語があってもよいわけですしね。

……前置きが長くなりました。ではそろそろ本題に参りましょう。
今年は「ちょっとだけ作品編」「一般作品継続編」「一般作品新登場編」「アンソロジー編」「成年作品編」という区分で行ってみようかなと思います。

読みにくかった昨年までの反省をちょっとだけ生かしてゆったりレイアウト気味で、まずは「ちょっとだけ作品」から。どうぞ!


◆高畠エナガ 「100-HANDRED」 集英社SD&GO!

出たばかりの作品集からスタートしましょう。新人作家さんだそうですが高いクオリティで評価の高い方。所収の「女装兄弟」が該当です。
20ページほどの短いギャグ作品なのですが、鏡の前でのどきどきが実にリアリティがあって、なおかつ可愛く仕上がっております。
ま、あのオチはどうなんだってのもありますが(笑)


◆紺色ルナ 「さよなら僕のプリンセスロリイタ」 海王社

BL作品です。あくまで男性性を残したままでの女装が描かれております。全編ではなく、前半の作品のみです。


◆とりまかな 「お嫁になってくれますか?」 オークラ出版

こんなタイトルですが、BL作品です。いや、でも多いですよね、BLコーナーに行って背表紙見ると、花嫁とかそんなタイトルのもの。思わず社会学的に考察したくなりますが、とりあえず手にとって表紙を見て可愛かったらチェックっと。
この作品もそんな感じで買ってみた一冊です。女装濃度は低かったです。


◆Dr.天 「花は嵐を踏み越えて」 光彩書房

天さんの作品は安心クオリティですが、いろんなシリーズが細切れで単行本に収録されているような印象を受けます。
どこまでが「女装」なのかってこともついつい考えちゃいますね。厳密には私も定義はしていませんが、このあたりの作品だと薄く感じるかもしれません。
そういう女装濃度と物語の濃度はまったく別の話です。


◆松下キック 「野ばらと恋のはじまり」 一迅社

表紙からして大きなリボンに水玉ワンピースですが、男子ぱんつだね、これ。
全編関西弁で彩られるお話は、絵の印象とは真逆に濃密。とはいえ、あくまでBLの文脈で語られますので、女装とかトランスジェンダー的視点で読んでいくと辛いかもしれません。
文学的でさえある物語はおもしろいし、美しいし、映画を見てるような気持ちになったりもしますが、私の気持ちは女装っ子のひなたくんには入り込んでくれませんでした。


◆門地かおり 「僕の彼女は女子が好き」 新書館

女装っ子の近本さんはとっっても可愛いんだけれど、リアルLGBTが読んじゃだめな作品かもしれません。ギャグなんだけどさ、なんていうか、そこを笑いどころにするのか……って私でさえ辛いなあと思っちゃうところがちらほらあって。
一般人ってこういうこと平気で言っちゃうよね、というのを許容できるならばよろしいかと。私はフィクション読んでるあいだくらいはそういうの無しがいいです。


◆忍 「西悠々記」 SQUARE ENIX BG COMICS

「ヤンデレ彼女」が絶好調な忍(しのび)さんの別作品。こちらは4コマ基本の西遊記パロディギャグ漫画です。パロディと言ってももうほとんど原型を留めないくらいになっちゃってるんですが。ここでは悟浄がリアル女子で主人公。残りの三人が男子で、八戒こそがその該当。表紙でわかるかな、八戒さんモロに豚です。そして超オタク。でもそれは世を忍ぶ仮の姿……なのか? どっちが本当なんだっけ? ま、美少年の姿も持ってるわけで。
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そうなりゃしますよね、女装。シーンはちょっとだけですけれど、扉にも登場しています。


◆渡辺とおる 「上井草アニメーターズ」 角川書店

アニメスタジオを舞台にしたラブコメですが、スタジオにいる花ちゃんが該当。でもおっぱいは自前みたいね。チン…はあるそうです。2巻も2012年に出て完結しました。

(すみません、2巻まだ読んでいません)


◆カネコナオヤ 「ツブラな惑星」2巻 マッグガーデンBLADE COMICS

昨年1巻が出た時点で、多分該当作だろうと思ってはいたのですが、TSシーンだけだったので掲載を見送っていました。けれど、2巻で渚くんが正式に女装だと判明しましたので。
こういう圧倒的SF世界の中では性別とかもうささやかなこと、のような気がしちゃうのですけれどね。だって役割から身体まで女性にさせられちゃったキャラがもういるのに、女装で驚かなくてもーみたいな。そこはそれってのはリアリティでもありますが。


◆宗我部としのり 「はるかスーツアクト」 少年画報社

これを女装って言っていいのかなあ……。戦隊物のスーツアクター、ピンクを担当しているのが男性です、という。スカートついてるけど。
そしてお話上、その彼が、いわゆる竿師です。女装的濃度はかなり薄いです。


◆楠見らんま 「いとをかし」1巻 竹書房

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ほのぼの4コマ作品。駄菓子屋の看板売り子さんが女の子にしか見えない男の子。しょっちゅう女装させられています。なかなか可愛くて楽しい作品です。こういう作品をついつい読み返しちゃうんですよね。


◆杉基イクラ 「ナナマルサンバツ」3巻4巻 角川書店

これは驚きました。というか、この作品はクイズがメインテーマで、おもしろくて1巻から読んでた作品だったのですが、3巻の後半に登場した背中に羽の生えたワンピースを着ていた子が男の子だったと4巻で判明しました。
女装コミックのつもりじゃなくて読んでたのに、引き当てちゃったという経験は毎年するんですが、この作品で来るとは思ってもみなかったよ。
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苑原明良くんはとっても可愛いけれど、性格に難あり。というか、そんなふうに「困った子だなあこの子は」と読者に思わせるテクニックがすごい、とかメタ的に見てしまったりします。

「中二病でも恋がしたい」に恋をした

くっ、私の邪王真眼が……共鳴している!

とか何を言ってるんですかね、あらふぉーなのに。

8ヶ月ぶりに記事を書いたと思えばそんな話か! 現在放映中のアニメ「中二病でも恋がしたい」にすっかりハマっております。
そもそも「けいおん!」でアニメもおもしろいなあと目覚めて、ニャル子さんや、あの花を経由して、原作のファンだった「氷菓」でしみじみよいなあと感心していたところに、「中二病」ショックでございます。京アニ多いね。

ああもう六花が可愛くて可愛くてしょうがないのです。りっかりかにされました。

アニメの第一回や、youtubeで公開されていたLiteを見てから、これは原作も読んでおくべきかなーと本屋さんに行ってみましたが、全然売ってない。
おかしいなと調べてみましたら、この原作小説は、一部の書店にしか無いんですね。
私、得意です。そういう「そこでしか買えないもの」を買うの。他の趣味が切符だったりスタンプだったりメダルだったり、「そこでしか買えないものを買う」のはもうサガみたいなもので。
http://www.kyotoanimation.co.jp/books/retailer/
こちらに発売箇所がずらずらとあります。まずは近所の書店に行ってみましたが、同じレーベルの本はありましたが、肝心の本が無し。翌日、出先の栃木県で思い出して立ち寄って無事入手いたしました。

もういろんなところで言及されているかと思いますが、原作とアニメは随分違います。
あんだけアニメで目立っている凸守とかくみん先輩、姉の十花は出て来ません。変わりに、二巻には「ソフィアリング・SP・サターン7世」こと七宮智音ちゃんが出てきます。

私あんまりラノベって読まないんですが、この小説、ツッコミがややうるさいなあ、整理されてないなあと思うところはあるものの、大筋はなかなかよくて、むしろ恋愛小説として優れてるような印象を受けました。
読んでる人が恋してる気分になれるというか、自分の過去の甘い思い出を蘇らせて……加えて中二病の痛い発言なども思い起こされて、そりゃあもう転がりましたよ。家の中で、ごろんごろんと。うぎゃーとかも言った。

でもね、六花と勇太の二人が可愛くて可愛くて。そして七宮も。ちょっとした事件が主題になっているけれど、みんないい子なんだよ。たまらなく愛しい。

アニメにはおそらく七宮は出てこないまま終わるだろうけれど、そちらはそちらで、中二病の本質に切り込んでいる印象。改変って言えばそうかもしれないけれど、どちらの恋も応援したくなるというか、二倍美味しい。

ところで。
アニメと原作でもう一つ違うポイントがあって、当blog的にはとても重要なことなのです。

原作の勇太は、六花によって女装させられるイベントが発生しております。

一色にも可愛いとか言われた勇太は、六花に男の娘とまで呼ばれているのでござるよ。ああもうなんでこのエピソードアニメでやらないかなあ。や、まだ数回残ってるのでチャンスはあるかしら……。

ちょうどこれを書いている頃の放送は、「……あれ、今週なんか鬱回?」みたいな展開でやきもきしているところでございます。
でも最後はウルトラスーパーハッピーラブラブエンドを迎えると信じて、転げまわる床面積多めでお待ちしております。

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