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この女装コミックがすごかったね!2011年版【成年コミック編】

ふう。ようやくここまで来ました。
というわけで、成年コミック特集で最後とします。未成年は18歳までがまん。
当初予定していた「一般書籍編」はあんまり数が無かったので、ひとまずは除外してしまいます。あしからず。

◆幾夜大黒堂「性転換教室」富士美出版

いわゆる成年コミックにだって、骨太のストーリーがあっていいじゃないか。設定そのものはファンタジーだけれど人間模様はリアルで熱いのです。
性転換がテーマではあるけれど、プレの段階での女装が可愛いのです。ラストシーン読みたび私は目頭が熱くなるのよ。

◆「むしろごほうび」2巻
◆「女装奴隷」
◆「可愛すぎるボク」1巻2巻



いずれも、一水社のアンソロジー。同じ出版社で同じテーマでも編集人が違うとここまで内容も違ってきます。成年コミックの場合特に、男の娘そのものに感情移入するのか、男の娘を愛する立場として感情移入するのかで随分話が違ってきますものね。とはいえコミックの世界なんだから自身のセクシャリティとか一旦おいといて好きなように楽しめば良し。

◆「男の娘」オークス

おとこのむすめ、と読むようです。けど、中身は安心男の娘アンソロです。お相手は女性に限定されてるので、ノーマルを自称する貴殿でも安心ですわね♪

◆「男娘宴2」オークス

こちらは完全同性カップルのみ。同性って……えーと、男性同士かそうか、一瞬迷ったわ。

◆やながわ理央「年下の男の子。」三和出版

やながわさんの作品にはたぶん他にもあるんでしょうけれど、判明分として。
お姉様×少年が基本で、その少年が女装したりしなかったり。半分は女装かな。少年くのいちの衣装はすごーーく可愛い。誰かコスプレしないかしら……。

というわけで、延々とやってきましたシリーズはこれにて完結です。
これ以外にも、雑誌の「わぁい!」「おと☆娘」がコンスタントに出て、男の娘写真集が何種類か出て。アダルト系のムックもまた何種類も出て、と、もはやブームという一言では片付けられないですよね。全人口の何%かには確実にヒットするというわけで、ある意味安定した市場です。ならば今後も(法律で何かとんでもないことが起きない限り)コンスタントに出て私達を楽しませてくれることでしょう。お財布の紐をゆるめにして、待っています(けど、そろそろマニアの見る目も育ってきてるから厳しくなるよー)。

この女装コミックがすごかったね!2011年版【一般コミック編その3】

ねえ、このシリーズを一年間続けたら怒るよねえ……?
うそ、うそです。でも、もう4月になっててびっくりしているのはワタクシです。あれーなんでこんなことにこんなに時間かけてるんだ。
や、本はね、まとめて積んであるんですよ。前にも書いたけど。だからあとはまとめてレビューするだけなのに……。

おほん。気をとりなおして続き行きます。
今度は、単発本とアンソロの残り全部(除く成年コミック)です。

◆天瀬晴之「ないしょの乙女リボルバー」秋田書店

過去にレビューも書きました。
http://sampoya.tea-nifty.com/tbc/2011/11/post-e8a3.html
これはなかなかの逸品です。ランキングをやるつもりは毛頭ありませんが、もしやったとしたらかなり上位です。頭のネジを一本意図的に外してからお読みください。

◆おりもとみまな「性なる嘘つき」少年画報社

http://sampoya.tea-nifty.com/tbc/2011/12/post-4233.html
レビューに書きましたとおりで。私が個人的にTSと呼ばれるジャンルにあまり造詣が深くないこともあって、半分半分な楽しみ方になっちゃった感があります。

◆山田姉妹「聖アベリア女学院」芳文社

名門女子校生徒の中に男の子がいる、という謎解き的要素もある作品。ある意味雪山の山荘モノの推理小説のような条件ではありますが、そこまで厳密なものでもなく、あの子かなこの子かなと楽しむのが正解でしょう。

◆ムサシマル「僕がナースになった理由」少年画報社

いや「理由」はものすごくどうでもいいことというかですねーw
オトコとして医師、オンナとして看護師というありえないシチュエーションでのコメディ作品です。あ、もちろんえっちありな。表紙の子はおっぱいあることからわかりますとおりヒロインですのでお間違えなきよう。

◆松本ミトヒ。「クラスメイトの女装を手伝ったら可愛すぎて震えが止まらない件」ミリオン出版

2011年に出版された女装っ子作品はとてもたくさんありますが、その中から5冊選べと言われたら間違いなく入れます。あちこちのまとめサイトのRSSにいつもこのタイトルがあったんだけど、あれは私だけのアドセンスなのかしら。
もしまだ買うのをためらってる方がいらっしゃいましたら、大丈夫。間違いないから買っておきな。
天然っ子が多すぎる……というのはまあヨシとしましょう。いっぱいいろんな服を着てくれるというのは女装っ子モノとして最高でございます。

◆すえみつぢっか「リバーシブル!」1巻 一迅社

「わぁい!」から飛び出した単行本第一弾です。何?買ってない? 買ったほうがいいよ(にっこり)
そのくらい完成度の高い作品です。表紙カバーが実際リバーシブルになってて、キャラもリバーシブルという凝りまくりの逸品です。すえみつさんは同人誌でもすごい凝ってるものね。サービス精神が全面に押し出されています。

◆神吉「さざなみチェリー」一迅社

こちらは一巻完結。出てくる男の娘はとても可愛いけれど、あっさりした印象。複雑な物語だと自分に置き換えてどうかな?なんて読み方がしにくいけれど、シンプルなお話だとそういう楽しみ方もできるよね。

◆寺本薫「はじめ×クロス」1巻 竹書房

女子寮暮らしのお嬢様の執事……メイドとして働くはじめさん。4コマなのでさっくり読めます。
バレたら一大事的な女装を時々見かけますがそういうときはウィッグだと危険だと思うのよね……というのは、リアル視点すぎるか。

続いてアンソロジーです。

◆池山田剛ほか「女装男子はいかがですか?」小学館フラワーコミックス

完全少女漫画界からの女装男子アンソロ。絵柄はもちろんパーフェクトに少女漫画なので、女装男子ももちろん可愛いです。
ただ、筋書きがどれも似てる印象になってしまったのがちょっと残念。

◆「オトコの娘コミックアンソロジー」ミリオン出版

強制編と小悪魔編。
http://sampoya.tea-nifty.com/tbc/2011/11/post-9a64.html
おと☆娘も出て、このシリーズも出て。それぞれにクオリティも高いので、まったく飽きることなく出たらにこにこと買っております。

◆「女装少年アンソロジー」一迅社
こちらは「わぁい!」との並行シリーズ。
2011年に出たものを順番に並べますと、「蒼組」「紅組」「桜組」「すもも組」「めろん組」「りんご組」「みかん組」です。まだ引き続いて出ています。
それぞれ読み切りもあり、続き物もあり、という体裁ですので、続けて読んだほうがお得感はあるかも。
こうしたアンソロジーのよいところは、新しい作家を発見する楽しみがありますよね。ごった煮の中から自分に合ったテイストの作家を見つけて、追いかけるというのが健康的でよろしいかと思います。とはいえ、他の商業作品をまだあまり発表されていない作家が多いので、これから、ですね。
ベストトラックを挙げてみようかと思ったのですが、んー、キリがないのでやめましょう。森清士郎はとても私の好みです。
インデックス欲しいですよね。私は自作しましたがw テーブルが使えないのでキレイにお見せできないなあ。


この女装コミックがすごかったね!2011年版【一般コミック編その2】

おいおいこのシリーズに何ヶ月かけるつもりだって、感じでもう3月だ。やばいやばい。
お次は、一般コミック編のその2。続き物です。年内に完結したものも含めて、一冊以上あるものをまとめてみました。
ただ、これについては、過去から脈々と続くシリーズなどもあるため、完全版ではありません。例えば、まりホリとか、カイチューとか、もやしもんとか。数え上げればキリが無いほどにたくさんあるかとは思いますが、私の視点というか、コレクションからのお蔵出しでございます。

◆もりしげ「フダンシフル!」スクエアエニックス
1巻と2巻が2011年に出て、2012年初頭に3巻が出て完結しました。前作「フダンシズム」の世界をそのままに、オタク文化解説的部分を除外して青春をちょっと盛ってみた感じで。
数=アマネの女装以外にもぽろぽろと漫研部のメンツも女装してて、これが似合うこと。嫉妬するぞ。
私の割と身近に、六徳さん推しがおりましたが、私は一貫してのぞみん推し。やっぱほれ、名前一緒だし、メガネっこだし。

◆三倉ちかげ「オトコのコはメイド服がお好き!?」角川書店
ホビージャパン原作ってのもちょっと不思議な感じですが、地味に続いているシリーズのコミカライズ。
四人兄弟全員女装っ子。私はナオ兄(長男)が好き。

◆岩村月子「ハイスクールレイニー」電撃ジャパンコミックス
桜庭伊織ちゃんが女装っ子だけど、二巻以降では主人公の柳田怜新くんも女装ですよ。なんというか、若い子の漫画だなあという感想を思わずもらしたくなるくらい私には読みこなせなかった。絵は達者だし、可愛いのだけれど。
あと、松尾くんの態度はギャグでもやりすぎ。

◆壱村仁「coda」マッグガーデン
割と本格バレエコミック。ただし、プリマは男の子。2巻の帯で女装コミックだと気づき、あとから1巻を探しに行きました。神保町の書店で、探してたら、手の届かないところにて発見。店員さんに、その旨を告げたら「どれですか?」とおっしゃる。「codaです」と言ったらすぐに裏に入り、取ってきてくださり、「2巻も出てますよ」とさり気なくおっしゃる。プロの仕事を見ました。
3巻は2012年に出て、キレイに幕を閉じました。ってか、ハル可愛い。

◆佐野タカシ「女装子女」少年画報社
チェンジHからの単行本がいくつか出たうちの一番過激で一番「女装」な作品。だって佐野タカシですもの。確信的な「女尊男卑」世界を描いてます。日常生活ではありえないことを描くからこそ楽しいわけです。とはいえこんなふうにカジュアルにちょっきんしたり戻したりができる世の中は羨ましい。

◆春夏秋冬鈴「レディーズメイド」少年画報社
以前も紹介しましたが、同じくチェンジHからの作品。著者は他の媒体では結構過激なこと描いたりされてる方ですが、ここではラブコメに徹していてよい感じ。

◆塩野干支郎次「ブロッケンブラッド」少年画報社
7巻まで来るとは正直思っていませんでした(笑) なおも続いている人気シリーズです。大ゴマとかもうバカバカしくて素敵。桜子ちゃん、あそこのふくらみ隠すの上手ね(って

◆橋本届「カムサリ」メディアファクトリー
スチームパンクと和風がこんなに相性がよいとは。衣装やら世界観やらを見てるだけでも楽しいし、なかなか熱い展開です。

◆大月悠祐子「妄想少年観測少女」電撃コミックス
一話ずつメインキャラが移り変わっていくシリーズの2巻にて、いじめられっこの清水良介くんが。ヘビーな物語とあえてミスマッチな絵柄で非常に印象的。

◆松本トモキ「プラナス・ガール」スクエアエニックス
好調快調シリーズの4巻が出ました。そういえば2011年の漢字は「絆」でしたね。

◆峰浪りょう「ヒメゴト」小学館
理想とする実在する女子をまるごとコピーしたいという思いはとても理解できます。洋服も、髪型も、メイクも。もちろんその人にはなれないんだけれど。
そんな十九歳の物語。他に登場する子たちもいろんな「ヒメゴト」を抱えています。

◆雪広うたこ「少年王女」シルフコミックス
昨年読んだコミックの中でも抜群に「ストーリーの力」を感じた作品です。まだまだ続きますが、1巻の後半のめくるめく展開には手に汗握り、思わず「うわーっ」と声が出ました。

◆唯登詩樹「My dollhouse」集英社
お話を楽しむというよりは、ファッションとライトなエッチを楽しむコミック。女装っこである主人公はついにリアルおっぱいをゲット……ってか、戻らなくて困ってるわけですが。ニューハーフっこも登場。

◆木尾士目「げんしけん二代目」講談社
2011年の女装コミック界の、一つの大きなニュースは、このげんしけんの復活+女装っ子波戸くんの登場でした。
フィギュアも2つも作られたりもはや主人公クラスの扱いです。続きを楽しみにしている漫画があるってのはよいですね。アフタヌーンの発売を心待ちにしている昨今です。

◆志村貴子「放浪息子」エンターブレイン
12巻が出ました。中学から高校へ、と大きなターニングポイントかとおもいきや淡々と日々が綴られていく中、シュウが一人で女の子としてアルバイトをするために外に出ていきます。すごいなあシュウ。行動力ある。そう、きもちよいし、人のことって見てないよね、案外。

◆しぐま太朗「ぼくコスプレなんか興味ありませんからっ!!」双葉社
コスプレ「なんか」って言うなよー、とずっと気になっているのですが、まあ、千尋がそう思ってるんならばタイトルとしてしょうがないな。
もちろん千尋=ちぃの女装がお目当てだったわけですが、読んでみると淡い気持ちが恋に変わっていく流れなどが実にうまくて、千尋&のぞみを応援したくなったり。

◆中澤泉汰「water cube」アース・スター
原作は韓国のコミック。演出とコンテは中村珍。だから、なのかな、予想以上に読みやすくておもしろかった。カツラ+水着って女装としては相当にハードル高いぞ。
昨年を振り返って、ムダ毛の処理してるシーンがある唯一の女装コミックだったかもしれません。

この女装コミックがすごかったね!2011年版【一般コミック編その1】

さて、続きまして、一般コミック編その1
というのも成年でもなく、雑誌でもない、というこの形態が一番多いわけで、少しずつわけて紹介して参ります。
まずは、BLリーグから行きましょうか。もちろんこのリーグ分けも私の勝手な主観でございます。

◆如月水「君は純白」海王社

女装シーンだけで言えばこれも「ちょびっと」になるのかもしれませんが、根底のテーマにファッションがあるので。
よく考えたらこの表紙はネタバレとも言える気がするんですが(笑)、みんなわかってるからいいのね。
あと先駆者的お姉様もいます。

◆深瀬アカネ「かわいくてごめんね」海王社

過去のエントリでも紹介しました、全編男の娘漫画。いろんな男の娘を取り揃えてなおかつクオリティ高い、という意味で、後ほど紹介する「桃色男の娘」と双璧で、2011年のトップを争います(私の中で)。
私のブログ読者様にはきっと気に入っていただけると思うのだな。

◆香坂透「変身できない」幻冬舎コミックス

「お金がないっ」のスピンオフ的作品。オカマさんと元ヤンのお話でございます。元?
オカマさん、染矢薫子さんと申しますが、毎回ド派手でありながらエレガントなお衣装でなかなか素敵です。

◆七木桂「痛姫」祥伝社

作品内の女装比率で言えばこれもかなり「ちょびっと」ではありますが、表紙でも着てるってところで。
これはもともと携帯コミックとして読んだ記憶。私はそのへんあまりよく知らなかったのですが、最近は携帯が先、本が後というケースも結構あるんですね。オタクの描写がリアルでちょっと……w とか、ちゃんと男の子の女装って感じで描かれているところなどは好みの差もあるかもしれないですね。

◆黄上恵理「同時同性交友のススメ」光彩書房

こちらも、過去にご紹介しました。
全部が女装っ子作品というわけではありませんが、密度も濃くてよい作品集です。
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◆夏目かつら「桃色男の娘」祥伝社

これも過去にご紹介していますが、今自分の記事を読み返すと抑えた書き方をしてるなー。今思い返しても、この作品は2011年のベストに限りなく近い一冊です。男の娘漫画をお探しで、パートナーが男性であることに抵抗がないのならば、間違いなく買い、でしょ。

◆アンソロジー「女装の王子様Vol4」光彩書房

もうでないかなーと思ってたシリーズが出るのは嬉しいものです。この作品集では私の一押しはたつよしの「フリル男子はお好き?」です。お好きに決まってるだろう。
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お陰でかんぺきだよっ
黄上恵理の「年上の男の娘」もようございました。

この女装コミックがすごかったね!2011年版【ちょびっと編】

さて、そんなわけで、「この女装コミックがすごかったね!2011年版」のちょびっと女装部門です。部門とか勝手に作ってます。

女装することがメインテーマではなく、本編のおまけ的にちょこっと出てくるものを取り上げようと思ったのですが、線引きがなかなか難しいのです。なので主観たっぷりでございます。
女装モノのコミックを読みたいなーという方がガイド的に使っていただく場合、ちょこっとだけしか出てこなくても充分満足できることもあれば、たっぷり出てるのに、うーん……というケースもあるわけです。
なるべく多くの皆様に優良女装っ子を愛していただきたい私ではありますが、そこまでのご満足を提供できるかどうか……。
とにかくざざっとご紹介しますので、気に入った子を(本屋さんとかあまぞんでお買い上げの上)お持ち帰りくださいませね。

◆HERO「パターンその1駄目人間」SQUAREENIX

webコミックとして発表されたものをまとめた作品集。堀宮でもちょこっとだけ女装シーンあったけれど、ここにもちょこっとだけ。ネタバレになるのでこの本にあるよ、とだけお話しておきます。ちゃんとつけましてるよね。

◆内々けやき「しょたせん」講談社シリウスKC

ぶっ飛んだショタモノとして一部で話題になりました。いや、ショタモノというか、パロディ満載のギャグとして楽しむのがよいかもしれません。
ショタっこである汐田先生がアンミラ風ウェイトレス服を着てても「何着てんだよっ」で説明終わりです。

◆ボマーン「蒸し暑いからぬぐー」エンターブレイン

こちらもwebコミック。というか、ふたばに投稿された絵をサイトにまとめ、さらにそれが本になったというか。なので絵はかなりがりがりのローファイ。それでも内容でたっぷり楽しいフルカラーコミックです。
リョータが女装してるシーンはちょこっとだけではありますが、なかなか可愛いのでヨシでございます。
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◆いけだたかし「ささめきこと」メディアファクトリー

完結しましたので触れておきます。5巻でショックを受けた、という話を書いたのは、2009年の年末ですからもう随分前です。
その後の朱宮くんの扱いもなかなかひどいもので、かなり読む気が削がれてしまっていたのも事実です。けれど、メインカップルの行く先は気になっておりまして、はあなんとか終わった、とホッとしました。

◆林健太郎「むかしむかしのきょうのぼく」集英社

目付きの悪い初音ミクが暴れる4コマ作品。破天荒な話なのかなあと思ってたけど、帯にある通りだんだん可愛く見えてくるし、人々のつながり的なことがちゃんと描かれているので、読み心地がよかったです。
女装シーンといえば、玄米茶Pのエピソード。いや、そんなわけあるかい、と思うけれど、ちょっといい感じ。

◆甘詰留太「ナナとカオル」7巻 白泉社

SMを正面から描いた作品としてロングセラーを続けておりますナナカオ。Mな子が女の子なので、あんまり女装シーンとか期待できないかなーと思ってましたら、予想外の展開で。あ、いや、期待しちゃ駄目よ。ギャグというか、お笑いオチとしての女装なんで。でも、そこに至るメイクのシーンとかはさすがの展開。

◆心あゆみ「アリス微熱38℃」小学館フラワーコミックス

バスケマンガ……なのかな、ハーレムマンガ……なのかな。主人公アリスが出会ったグループ翼が丘D.C.のメンバーに男の娘。
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◆相原実貴「From five to nine 5時から9時まで」小学館フラワーコミックス

3巻の表紙にも登場した里中由希ちゃんが女装っ子。「女装してたってゲイとは限んないし、笑ってるからって傷ついてないとは限らない」という裏表紙のセリフが雄弁かも。
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◆天点「餌はスイートケーキ」松文館

ボーイズラブからひとつ。いじめっこがいじめられっこに女装してこいと命令。いつものいじめと思いきや。女装の機微ではなく、恋愛の機微が描かれるのがこのジャンルでの女装の特徴かしら。表題作シリーズのみに女装ありです。

◆宮下キツネ「殿下の家電」海王社
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表題作において、女装という但し書きはまったくなく、家電擬人化で登場する女子服着てるように見える子もぜーんぶ男の子です。

◆宮下キツネ「限界バトル」笠倉出版社
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こちらは収録作品のいくつかにぽつぽつと女装っ子。どれも女の子と区別つきませぬ。私が一番よいなーと思ったのは「絶対アイドルモモカくん」。衣装もめちゃめちゃ可愛いし、これだけで一冊でないかなあ。
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この女装コミックがすごかったね!2011年版【予告編】

……えー、2012年も始まりまして早二ヶ月。2011年の年末にやるつもりだった毎年恒例「この女装コミックがすごい!」もすっかり時期を逸しまして、それでもやっぱりまとめておかないと自分でもわけがわからなくなる、というわけで、やります、2011年版。

私の家の書棚はそれはもうカオスのようになっているのですが、とりたてて女装関連コミックだけわけている、というわけではありません。けど、この企画をやるにあたって、奥付をチェックして2011年発行のものだけを別にまとめるという作業をしていましたら、ダンボール箱一つじゃ収まらなかったよ。
もはやジャンルとして成立しちゃっていて、それを全部集めるとか正気の沙汰じゃないレベルになっているのかもしれません。切手収集なんかと同じで、全部買うのではなく、自分でテーマを決めて絞って収集する、というテーマティクが求められるようになったのかも。

だとすると私の好みは何かな? ……うーん、絞れない……。女装っこが幸せであればいいや、というあまりにも大雑把でぐろーばるなイメージでしかまとまりませんでした。こんなのがまた今年も続くのかな。

さておき、これからしばし、昨年に出版された(発売日ではなく奥付の初版発行日で見ています)女装シーンのある作品から、「ちょびっと編」「一般コミック編」「成年コミック編」「一般書籍編」と分けてご紹介していきます。
もちろんすべてを網羅しているわけではありません。おいおい有名なアレが無いじゃないかってのも当然あるかと思います。それはね、単に私が知らないだけですので、教えていただけると嬉しいな。

というわけで、予告編でした。これだけ書いてあと放置にならないようがんばります!

女装少年アンソロジーコミック みかん組

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全年齢対象の女装少年アンソロも気づけばもう10作目。わぁい!と並行して出ているわけで、世に男の娘&女装っ子マンガの花ざかりなことよ。ほくほく。

不定期連載的に続いてる作品もあるので、インデックスが欲しいところ。

男の子のための、というエクスキューズがあるもののカップリングに法則性は無く、自由度高くてよいです。
コメディはよいけどギャグまでいくとちょっと微妙だなあと思ってしまうよ。嫌いじゃないんだけど。
森清士郎のヘビイチゴシリーズがすごく好きなので、単発単行本を希望。

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どんとこい。
このあとのポッキーのシーンは、屈指の名シーンだと思うんだけど。オチも含めて。

さて、このあと11、12と続くのかどうかはわかりませんが、せっかくなので、今まで見たことも無いようなどきどきする女装少年モノが読みたいなあ。

おりもとみまな「性なる嘘つき」

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女装と性転換を混在させた作品集。確かに今までそういう切り口は無かったよね。確かなテクニックと美麗な絵でしょーもない話で無駄に熱い。おもしろい。ただ、リアル女装っ子や男の娘がこれに感情移入するかってーと、……それは無いな。

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でも、ファッションは可愛いなあ。なんで父さんが、持ってるかといえば、真に男にしかできないことは女装だから、って。父さんがこれ着てたのね。

メイドいんじゃぱんのときにも思いましたが、この体温の高さはどこから来るんでしょうね。今までに見たことが無いもの、という意味では圧倒的な読後感かも。

天瀬晴之「ないしょの乙女リボルバー」

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……年の瀬も近づいて、そろそろ今年の男の娘マンガ総括かなーと思ってたら、まだまだ来るなあ。すげえのが。
一般誌掲載ギリギリ(なのか、実はアウトなのか)な描写てんこ盛りでSF的要素もがっつり入ったこれは、思ったよりも私の琴線をゆらゆらとソフトタッチするのでした。

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ストライク・ウィッチーズとかあのへんを想起させるところもあるのですが、そこに「真の漢に憧れる男の娘」という矛盾していそうでしていないキャラクタを配置させてブレンドしているところがオリジナリティ。
女の子じゃないからパンツを見られても平気だよ、とか、んー、いや、そうなんだけど、えー、そうだっけ?
マナーとしてパンツを見せるなと言いながらも、やたらとパンチラカットが多いのは気のせいかしら。

1巻完結です。なかなか濃厚。

「オトコの娘コミックアンソロジー」強制編&小悪魔編

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ミリオン出版より「おと☆娘シリーズ」として出た本です。成年コミックの無い一般本。けど、ギリギリだなーっていうか、あんまり若い子は読んじゃダメだよっていうか。
「強制編」はその名の通り、強制的に女装させられる男の子が描かれます。やはりここは「恥じらい」と段々染まっていくというプロセスにこそ味わいがありますわよね。
私としては何のエクスキューズもなく全員動物耳で尻尾がある「夏のウェイトレスさん」がちょっと突き抜けた感じでよかったな。

そして「小悪魔編」です。こちらはフツーの男の子を弄んじゃうような一歩進んだ男の娘満載。前作とよいバランスですね。厳しい目でお話を追いかけると、なんかちょっと変な気がするけど……なんて思う作品もあったりもしますが、そんなことはこの可愛い子の前じゃどうでもよいことなのだ(言い切った)。

*

はてさて、何気なくまだレビューしてない今年出版された女装っ子マンガがどのくらいあるのかなーと数えて見ましたら、軽く50を超えていました。ほら、もう毎日1つずつ書いても間に合わない。
50ってすごいですよね。全部床に敷き詰めたら上で寝られます(どんな発想か)。年末までにそれらを一同に介して背表紙の写真でも撮ってみようかな。
レビューはちょっとずつ続けます。お付き合いいただけますと幸いです。

«深瀬アカネ「かわいくてごめんね」

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