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この女装コミックがすごかったね!2016年版

コミケ開催中に更新しても誰も読んでくれないぞーと我ながら思うんですが、遅くなってしまったので仕方なし。
というわけで、毎年恒例2016年に発行された女装シーンのある漫画作品まとめです。
ただ、先にお詫びしておかないといけないのですが、18禁漫画が今回、ありません。
理由は単純で、私が一冊もそうした18禁漫画を読まなかったからです。あ、いいな、ほしいなと思った本は何冊かありましたが、結果的に入手に至っていません。ディビさんの本はこれから買おうと思っていますが……。
18禁では無い作品についても、薄味かもしれません。興味が薄れたわけではなく、さすがに女装シーンワンシーンのためだけにお金出せないな……と思うようになったというのが一番大きいかも。全体のテーマになっていれば買ってるつもりですが。義務というわけでもないので、一部スルーしちゃったり……。根がコレクタなので気になってつい買ってしまっていたのですが、さすがにどう見ても可愛くないだろうこれみたいなものとかは……、もういいよね……。

と、ネガティブな話題から始めてしまいましたが、意外なあの作家の作品から、安定したシリーズの続編まで。まずはごゆるりとお楽しみください。

◆木々 「ラヴ・ミー・スウィート」 幻冬舎コミックス バーズコミックス ルチルコレクション

8巻まで続いた「ラヴ・ミー・テンダー」から、関係性が一歩進んだ新シリーズ。長らくかかったなあと思うものの、このシリーズは、開始当初からずっと私のフェイバリットで有り続けているので、大変うれしいです。一応男の子同志の恋愛を描いてはいますが、女装っ子男装っ子などなど入り乱れての群像劇的要素が強いかな。私はもちろんナオ一押しで、ファッションを真似たいお年頃(ナオの親より年上だと思いますが)。

◆木尾士目 「げんしけん二代目」 20巻21巻 講談社アフタヌーンKC

「斑目ハーレム編」だと思っていたシリーズが、実はオタクの生き様を描いたガチの本編だった、という様相で幕を閉じました。いや、でも良かったおもしろかった。波戸ちゃんの美しさにずっと目を引かれていましたが、完結記念に読み返したら、いやあ、この子めんどくさい子ねえ……(笑)
私としては、まだまだこの子たちを見ていたい気分です。三代目はいつかあるんでしょうか。

◆鮭夫 「ヒトミ先生の保健室」 5巻6巻 徳間書店リュウコミックス

単眼美人保健医を中心に、人外がひしめくハイコンテクストビジュアルコミック。メタメタなお話も描ききる、高い画力と構成力で人気です。
5巻では根津くんとおっぱい系男子埴生くんと……プラスなにやら。6巻にもごにょごにょ(ネタバレになるの)。
単眼キャラ、増えているような気がします。最初はぎょっとしましたけれど、だんだん可愛く見えてきますわよ。

◆杉基イクラ 「ナナマルサンバツ」 12巻 角川書店カドカワコミックス・エース

アニメ化も決まった女装少年苑原明良くんが登場するシリーズは、高校生クイズスクエア編が大盛り上がり。や、明良くん、ほとんど出てきていないですけれど……。
あっ、13巻出ていますね!? すみません、13巻は未読ですので、明良くん大活躍……かもしれないし、そうじゃないかもしれません(が、本編的にはメインは別よね)。

◆木村紺 「巨娘」 3巻 講談社good!アフタヌーンKC

前巻からいったい何年待ちましたでしょうか(たぶん4年)。待望の3巻です。相変わらず自分の正義を貫くジョーさんが痛快です。美少女お兄さんが今回はさらわれて大ピンチに。しかし、そのさらわれた先でさせられた格好が……ああ、たまらん。あのコマだけ超拡大して壁に貼りたいくらいですわ。

◆柴田ヨクサル作 蒼木昌彦画 「プリマックス」 3巻以降 集英社ヤンジャンコミックス

「カワイイ」とは何だ!? を追求するハイテンションコミックスも順調に巻を重ねております。前から変な漫画でしたが、ますます変な漫画に。勢いで押されて、おもしろいんだけど、ちょっと疲れるわ。って、私もまだ全部は追いかけきれていません。え、何、マジアイドルなん??

◆吹屋フロ 「パンティトラップ」 集英社ヤンジャンコミックス

女の子のパンティが好きすぎて、自ら履くヤンキー高山くんと、それを知ってしまった品行方正に見えるけどその実……の生徒会長飯島くん。パンティだけじゃない女装も盛り沢山で、すごく可愛いってわけじゃないけど、なんかね、この作品、いいんですよ。通り一遍じゃないキャラ造形が響いてくると言うか。シソマニアの飯島くんの妹とか超いい子だし。おもしろいです。今年の収穫の一つかも。

◆えびさわまよ 「LILY」 1巻 小学館裏サンコミックス

「男の娘のメイドものか、正統派というか、王道だね」と思って手にしたんですが、その評価は間違っていました……。いや、絵は萌系らしく可愛いし、スタートは王道っぽかったんですが、絶妙に変な方向に。あざと可愛いシーンも多いのですが不思議な読後感。

◆高野雀 「13月のゆうれい」1巻 祥伝社 FC Swing

女と男と女装男子の三角関係。すっきりして可愛い絵柄で描かれる人間模様。ところどころでエグッて来ます。まだ続いているのでお話の結末は見えてきていませんけれど、女装男子に肩入れしてしまうのは仕方がないよね。可愛いです。

◆ハセガワケイコ 「女装で探偵ハジメました」 オークラ出版AQUA COMICS

お話のテーマだの整合性だのそういうことは一切無視して、ただひたすらにシチュエーションを楽しむタイプの作品です。私はプライベートの私服女装が一番好きだわ……。

◆介錯 「2×2(ツーバイツー)」 集英社画楽コミックス

二組の双子が入り乱れての愛憎模様。女装もので「双子」って聞くと、安易な設定かなあとちょっとがっくり来るんですが、この作品は双子でしかできない関係性を、上手に物語の中枢においている印象。

◆真澄弥 「特捜前立腺 女装刑事ビンビン系」 マガジンマガジン ウォー!コミックス ピアスシリーズ

考えてはいけません。ただ笑うのです、可愛い女装を愛でるのです。それでいいのです……。すべてはタイトルからご想像の通りです。Amazonで「前立腺」で検索すると、真面目な医学書に混ざってこれが出るのは痛快です。

◆アンソロジー 「GUSH ペシェ VOL.44 特集女装男子」 海王社

BLリーグからの女装アンソロジー。ベースに男子同志の恋があった上での女装ですので、可愛いの可愛くないの入り乱れております。「オタサーの小嶋くん」「きみだけのリボン」「かわいいだけじゃガマンできない!」の三篇が私は大変お気に入りです。

◆アンソロジー 「オネエと私」 一迅社ゼロサムコミックス

「オネエ」の定義って難しいのよ……関係性や立ち位置などがバラバラですからね。性的指向だってまちまちだし。なので逆に、好きなように描いたらよいとも言えるわけで。そうした作品群の中で、やましろ梅太の「みつるとたつこ」は大収穫。こういうのでいいんだよ、こういうので! と私の中のゴロちゃんが言うほどに。あ、この作品は女装無いですけど。あるのは3作とちょっと、ぐらいかな。「うちの旦那はお嫁さん」は発展してWebなどで連載中ですね。

◆小坂俊史 「まどいのよそじ」 1巻 小学館ビッグコミックススペシャル

まさか四コマ王子小坂先生(無人駅好き仲間w)の作品を、ここで紹介する日が来るとは……。そのものずばり「女装趣味」というタイトルで収録された8ページ。いやもうさすがとしか言いようの無い愛とペーソス。女装する人の悲哀をなんでこんなにわかってらっしゃるのかしら、と思うほどに。よい作品です。四十路の女装もいいもんですよ?

◆さっちゃん 「性別がどうした!!」 一迅社ゼロサムコミックス

美少女少年(だけどヘテロな普通男子)に恋してしまった花山くんが巻き起こすハイテンションな日常。作品内に女装のシーンってほとんど無いんですが、各話の扉が花山くんの妄想でできてるので毎回可愛い女装です。

◆山田さん 「七海くんのスカートの中」 道玄坂書房ミケプラスコミックス

実際には、奥付の日付が2017年になっていますので対象外なんですが、来年まで覚えていられないような気がするのと(おい)、もう入手できるのでここに。
可愛い女装っ子とヒゲ男子の恋愛模様。これ、なかなかいいですよ。しっかり真面目に「恋」と「プロセス」を描いてて、コメディなんだけど、応援したくなる恋だなと思うのです。……七海×槌田なのかあ、とはちょっと思いましたが。

◆玉越博幸 「有栖寺理夢は変態である」 日本文芸社

……いや、もうどうしちゃったの……? としか。HENTAIをテーマにお嬢様と女装男子が織りなす物語、という導入部分はそんなに悪くなかったんですが、このエンディングにはホント驚いた。もはや奇書と呼んでもいいのではないかしら、と思うほどに。

◆柳田史太 「トモちゃんは女の子」 3巻 星海社コミックス

番外編。
男勝りの女の子が、恋のために努力したりしなかったりする、大人気コメディ4コマシリーズですが、そのトモちゃんが悪友二人によって「女装」させられるシーンがあります。これがね……なんともね……いいんですよ。著者が「これが……ぼく……?」の王道を知った上でやってるなあ、というのが気持ちよくて。


そんなわけでお送りいたしました2016年版。一冊でもお気に入りが見つかってくれたら嬉しいな。
なんというか、この年一更新のテーマも随分積み重ねてきました。継続は力になっているかな。

それでは、また2017年版で!(って約束しちゃっていいのかな。いいよね、どうせやるわ(笑

クリスタルな洋介「おとこのこ妻」

もう自分の生きる方向はこうと決めたのだ。迷わないのだ。これでいいのだ。
そう思っていたって、惑うのです。まどいのよそじ。いくらでも惑う。
私より年上のKABAちゃんがキレイになっていくのを見ながら、心平穏でいられるはずもない。複雑な乙女心。よそじだけど。

サンデーうぇぶりで始まった、クリスタルな洋介著「おとこのこ妻」も毎回楽しく読みつつも、複雑な感情を呼び起こされる作品です。
ユキとコウのラブラブバカップル。一つだけ違うのは、奥様はおとこのこだったのです。というあらすじ以上のものは何もありません。毎度のラブラブ具合を楽しむタイプの作品であるはずです。しかし。

事あるごとに、旦那のコウは、奥様のユキの性別を「アウティング」しちゃうんですよね。黙ってたら絶対にわからないのに「男です」って。それを軸にしないと作品として成り立たないとはいえ、その都度私の心が少し痛みます。ユキがいいんならいいんだけどさあ。

ユキは可愛らしい女子の容姿をしていて女子のファッションをした上で、男性を愛しているわけで、ヘテロなMtFTGだと思うんです。
でも、スカートはいたまま男子トイレで立ってなさる。せめてそこは個室でありましょうぞ。スカート汚れますよ。
ぱんつもトランクスをご利用のようだし、自らを男子ですと告白することに照れはあっても抵抗はなさそう。

結局、性自認の話など始めると、十人十色百人百様ってオチにしかならないのですが、どうしたって似た子は「引き寄せて」捉えてしまいがちです。
ああ、私とは違うのだなぁ、なのに、ラブラブで羨ましいなあという結局そこかいというオチで。

たまには性自認の話も少し

このブログは、私にとっての、トランスな日常の出来事を綴るつもりで開設したんだっけなあ、と振り返って思います。
ちょうどWebサイトの日記をblogに移すだの、mixiに日記を書くだのという狭間に生まれたブログです。どう使っていいかを迷った時期もあります。

結局、Webサイトでの日記は、1999年から2005年の3月まで毎日書き、停止。
mixiでは、2005年の10月20日から今日に至るまで、一日も休まず日記を書いています。
2005年の3月から10月までの間はmixiだったりこのブログだったりに少々の休みを挟みつつ書いているみたい。私にとっては、書かない日があったという、その期間がむしろイレギュラーですね。

そんな日記に何を書いているかと言えば、仕事に関することや趣味に関すること。時事ネタも少しだけ。
読者がいることは想定しつつも、あんまり推敲に時間をかけない気楽な文章です。
たまには自撮りも載せたりします。コスプレもするよ。他の趣味でつながった人からしたら、まーフリーダムな感じに映るだろうなあ。いつもありがとうございます。

私が「女装」という文化、行為が好きで、「人の女装」に関する資料をたくさん集めたり、女装を描いた漫画や小説が好きで好きで集めていたりすることは、このブログ読者様ならご承知の通り。
ですが、自分がやってる、女子のファッションについては、女装という言葉で表すことに抵抗があります。
……なんとわがままな! 
こういうアンビバレンツさが、脳内の性自認の歪みなのかなあと思うのです。

私は、世間で言うところの「ガルパンおじさん」です。ガルパンはいいぞ……。
でもね、いくらネタでも自称で「おじさん」を使うことに、極めて強い抵抗があります。おばさんだったら喜んで自称するので年齢的な話では無く(お兄さんでも嫌です)。
この辺りも、自認の表出かなあと思います。

ま、40数年も生きて来たら色々と自分のこともわかりかけて来ますわね。わかったからと言って何か「治療」をしたりするかといえば、しませんけれど。私程度の歪みだったら、髪や衣服でかなり緩和されますもの。
逆に言えばこれ以上深化しないので、ノンホルノンオペのままかな。自前の髪がどこまでもってくれるかが目下の関心事項です。

Facebookにおける過去の友人とのつながりの話もしようと思ったけれど、それはまた今度。こうやってまた時々ここにもつぶやきに来ます。

この女装コミックがすごかったね!2015年版

もうこの時期がやってきてしまいました。毎年恒例今年の女装シーンのあるコミックまとめ。
例によってあくまで私が読んだものという条件ではありますが、驚くべきことに私、今年一冊も成年コミック買ってない。秋葉原の書店とか割としょっちゅう行ってるんですが、結局買わなかったみたい。
それは出版されなかったということではなくて、私があまりアダルトなものを求めなくなったというのが最大の原因。なのでそういう作品のブックガイドとしては今年は役に立ちません。すみません。
女装少年を描くにしても、可愛い女の子を描いて、はい実は男です、みたいなものは食傷気味。ビジュアル的にはそれでもいいんだけれど(現実にそういうレベルの子、増えていますしね)、やはりそこに至るプロセスだとか、心理的な部分を掘り下げたものが欲しいなあ。

というわけで、毎年ジャンルごとにエントリわけてやっていたこの記事も、一本勝負。どれか一作でも未読で気になるものが出てきてくれたらよいなあ。

◆佃煮のりお 「ひめゴト」 一迅社

まずは、「わぁい!」「おと☆娘」という男の娘コミックブームから生まれたヒット作から。アニメ化もされましたが、この6巻をもって幕を閉じました。なかなか見事な閉幕で、この作品に涙ぐまされるとは思いもしなかったわ。
私、女装少年を描いた作品が最後に女装を「卒業」してしまうのがツラいのです。私が好きだった子が本当の意味でいなくなっちゃうような気がして。
6巻の帯には、「俺は今日、女装を卒業します……。」と書かれていますが、さて……あとは読んで確かめてね。


◆柴田ヨクサル作 蒼木雅彦画 「プリマックス」 集英社

幕を閉じる作品もあれば、新たに始まる作品もある。今年新しく始まったもので、最もパワーを感じたのが、これ。男子高生三人が極限のカワイイを目指す作品……なのかなあ……。スピード感とわけのわからなさがごった煮になった上で展開される「カワイイ」。実際確かにカワイイんだけど。
私はむしろこの作品では、ワルコが好きです。ちょっとしたラブコメ風味も加わって来てるけど、まあ、どうなるんだろう。2016年2月に3巻登場予定。


◆幾夜大黒堂 「境界のないセカイ」 角川書店

あまりよくない方向で話題になってしまった作品ですが、無事に刊行され以下続刊。18歳から性選択ができる世界では、愛の行方はどうなるの? を重くならずに描いた作品。「女装」かって言われるとちょっと微妙ではありますが、これを外すのは違うでしょ、とも思うので。


◆幾夜大黒堂 「いくじなしの恋」 芳文社

こちらは純度百パーセントの女装作品が収録されています。改めて読むと幾夜さんの作品って、エロにしてもそうじゃないものにしても、お話にこだわりがあるな、というのと、男性キャラが「竿」じゃないんだな、と思うのです。ちょっと表現が下品か。女の子がその男の子を、ちゃんと好きになれる理由がある、というのは安心して読める要素ですよね。


◆杉基イクラ 「ナナマルサンバツ」 角川書店

今年10巻と11巻が出ました。全国大会SQUARE編。女装少年明良は相変わらずのトリッキーさで活躍。熱いアツい。


◆池ジュン子 「水玉ハニーボーイ」 白泉社

藤くんはあくまでオネエっぽい話し方で女子力高いけれど、女子になりたいわけではなし。でも、女装には抵抗が無いので随所にそんなシーンが。ある意味伝統的な花ゆめ系ラブコメかもしれない。


◆やぶうち優 「ドーリィ♪カノン」 小学館

快調に続くシリーズ。ガチアイドル編に突入していて、ただ単純に可愛いカノンを愛でたい私としては、やや重いぜ、と思わぬでもなし。


◆木尾士目 「げんしけん二代目」 講談社

ずっと斑目ハーレム編……って思ってたんですが、実はそれが本編なのだな、と最近理解しました。波戸ちゃんはますます……いい意味でも悪い意味でも女子っぽさを増しておりますね。


◆原鮎美 「織子とナッツン」 エンターブレイン

「でこぼこガーリッシュ」が装い新たに帰ってきました。女装シーンは、二ノ宮の着物がお約束で。
私としては、そのお話の後についてるおまけまんがが大変にごちそうさまでございまして。ようございます。


◆篠原知宏 「ボーイ♂スカート」 集英社

誰かのために女装をする、というのはよくある筋書きですが、そこに加えて、実は「スカートはくのも好きなんだ」というところが私としては絶賛をお送りしたいところ。思わせぶり系という惹句はぴったりですね。


◆キョカツカサ 「みんなの知らないアイツ」 KADOKAWA

女装を趣味として描き、そのきっかけとなるエピソードがなんとも絶妙で、なるほどおもしろいなーと思ったものの、次の話から続々と変な人たちが現れて……。なんとも読後感が不思議な作品です。


◆シュガー 「さつきコンプレックス」 芳文社

3巻が出ました。さつきちゃん(や、お父さん)が可愛い、ということがお話の根幹だったはずなのですが、姿を変えられるマスク、みたいなガジェットが登場しちゃったので、なんだかそこが曖昧になっちゃったというか、壊れちゃったのでは、という印象が。


◆上田キク 「カラフルぶらぱん」 芳文社

女の子が苦手なので女装して下着やさんでバイトする少年のお話。ドタバタ四コマとして高得点。ちゃんと可愛くてよいです。


◆カワハラ恋 「スカートダーリン」 芳文社

「東京!」という作品のスピンオフ作品なのかな。そちらも読みましたが、うーん、こっちのほうがいい。
今も昔もジェンダーをひっくり返す作品は数多あって、中にはその表現に首を傾げるようなものも。でもやはり時代の後押しなのかうまく収斂させる達者な作家さんが増えています。この作品では、校長先生が実に素晴らしい立ち回りとセリフを聞かせてくれて、私はほっとしたよ。 そして、そう、どんなに綺麗でどんなに完璧に女子に見える人でも、……悩むんだよね。行きつ戻りつする。応援するよ。


◆鳥野しの 「ボーイ☆スカート」 祥伝社

あれ、さっきも同じタイトルの本、なかった? たまたま同名ですが、全然違います。こちらは女装でもTGでも無く、ただカッコいいからスカートをはくという男子高生が巻き起こしてしまう騒動のお話。
そう、たったそれだけのことで巻き起こしてしまうのです。教授曰く、「服(よそおい)というものは一種の暴力だから」。でも、彼らが考えた末にたどりついた文化祭での結論は、実にすばらしいもの。現実にあってもよいよね。


◆紺野キタ 「猫の手はかりない!」 幻冬舎コミックス

女装少年しのちゃんが中心にいるものの、この作品の主人公は高齢男子ズ。著者の方もそちらを描くのが楽しくて仕方ないように見えます。


◆三尾じゅん太 「花嫁は十七歳」 オークラ出版

2巻が出ました。波乱万丈に見えて、裏表紙で「なんとかなった!」って言っちゃってるから、あまり心配もなく(笑)
セレブな世界でのラブラブが見られればもうそれでいいや、と思えてきました。そういう楽しみ方がよいのかも。


◆十はやみ 「女装クロギャルママ男子」 ピアスシリーズ
残念ながらAmazonでは取り扱いがありません。書店で取り寄せて読みましょう。ええ、「極北」という意味でも読むべき作品だと思います。
クロギャルと女装男子の親和性ってのはあまり高くないと思いますが、pixivなどを見てると結構あるんですよね。マンバ化とかさ。どうせコスプレするならそのくらいやってみたいなあと思う40代の私。日焼けは無理ですので、全身ファンデで。楽しそう。
あ、いや、コスプレはともかく、実際のプレイはこういう作品で楽しむのです。できないことをやってくれるからマンガはおもしろいんだよ。


◆ながべ 「部長はオネエ」 茜新社

ええと、あの、これは、オネエとかそういうレベルの話ではなく……。キャラ全部獣人。しかも猫耳だの犬耳だのの可愛いものじゃなく、マジケモノ。でもボディコンドレス着たり恋のさやあてがあったり。クロギャルが極北なら、これは異世界か。


◆なるしすのあ~る 「ノーパン☆チアボーイ」 ピアスシリーズ

タイトルからして、どこをどう理解してよいのか苦しむわけですが。いや、まあ、そのままです。
スパーンと頭のネジがスパークしてどこかに飛んでいきました。表紙だけだとイマイチかなと思った、女装ものとしての絵柄も大変に良かったです。 アイドルはトイレ行かないとかそういう感じなのか、ぱちんこだまいれたまんま一昼夜とか、何も食べないのか、何も出さないのか、腸内からっぽか。


◆冬坂ころも 「魔法少女は男の娘」 大都社

赤ちゃんが産めるようになる薬とかご都合主義なカップルのでき方とか、もういろんなことをうっちゃった感じ。男の子らしさを残した魔法少女のデザインとかは好きです。


◆成瀬一草 「女装上司の啼かせ方」 大都社

女装が似合うというイメージはどちらかというと、目下だったり年下だったり。でもそれを敢えてひっくり返すところがBLの奥深さ。女装バーの描かれ方がリアリティある感じ。


◆みつこ 「好きになんて、なるわけない!」 ふゅーじょんぷろだくと

女装攻め。表情とか豹変しちゃうのは私の好みではないかなあ。攻めるのはいいんだけど、なんかこう、しっくりこない感じがあります。


◆椿カヲリ 「赤飯ちゃんとすもも君」 KADOKAWAシルフ

苺花が相手の顔が見れないというのは、すももちゃんの正体がばれないための伏線かしらー。ウィッグに化粧程度じゃ普通は誰ってわかるものよ(でもオマケ漫画で超見てたw)。さておき「オレの女に何か用?」ってのはきゅんきゅん来る良イベントですわね……。ある程度コンパクトにまとまって欲しい良作品です。


◆もこやま仁 「百合な私と悪魔な彼女」 KADOKAWA

不思議な設定が混ざってきているので、最後まで見届けないと「該当作」かどうかは不明なのですが。
キスシーンを楽しむ作品、という気がいたします。


◆縞島おせろう 「オタ恋トランスフォーム」 竹書房

今年出た作品ではかなりのお気に入り。コスプレイヤー(男子)とオタク男子の恋。そんなにあっさりうまくいかないだろと思いはしますが、BLなんだし、これくらいでも充分さ、とも思います。


◆あさのり 「わたしをみせておれをみて」 KADOKAWAエンターブレイン

これが今年一番好きかなあ。女装のきっかけとか出会いとか自然だし、本当にあってもおかしくないかな、というレベルのリアリティ。写真を撮るのにポーズくらいとらせろ、とかそういうあたりすごく好き。よい作品に出会いました。


◆坂井音太作 恩田チロ絵 「姉のおなかをふくらませるのは僕」 秋田書店

とにかく忍が可愛かったので、女装させるシーンとか無いかなーと思ってたら、2巻の中に少々。あくまで女装はワンカット程度ではありますが、作品全体のパワーが今ばりばり来てて、今年一番読み返した気がします。

*

結局一本のエントリでやるには、量が多くなりすぎちゃいました。しかも、抽出の段階でいくつか現物が見つからない本があったりで、てんやわんや。追補がもしかしたらあるかもしれませんが、ひとまずは今年の総括でした。
男の娘ブーム後の一年としては、BLでの豊作が特筆されるかと思いますし、オネエをテーマにした作品がもう少しこちらに越境してくるかなという予想もあります。
また、webコミックのみで発表される良作というのも少しずつ増加していますし、そろそろそういう方面も把握していけたらなあと思います。
webでの女装コミック蒐集とまとめを18年もやってきてなお新しい作品を欲しています。すごくお気に入りの作品も多数ありますが、今年こそそれをまた越えるものを……なんて期待しているんでしょうね。そして、それに答えてくれるような作品が多くないにしろ、ある以上、まだまだどっぷり沼から抜けることはできそうにありません。

そんなわけで、お年玉握りしめて買いに行きたい作品はありましたでしょうか。

2016年もよい女装っ子に出会えますように。
良いお年をお迎えください。

この女装コミックがすごかったね!2014年版【追補】

あ、あの、すみません、さわやかに新年の挨拶とかしておいて……。

発売されたばかりのどうしても触れておきたい作品と、やっぱり紹介しておこうと思う本について、追補しておきます。

◆ボマーン 「ケイくんとアヤメさんがルームシェア」2巻 双葉社

表紙からして女装です。メイド服です。メガネです。ありがとうございます。
歳の差同棲四コマも2巻で完結。気づけば全員がハッピーエンドですね。
女装シーンはあんまり多くないですし、ケイくんは嫌がっております。嫌がってる、恥じらっているのがお好きな方にはたまらんもんがあるかと存じます。
特にep26は表紙絵からしてご褒美です。ああ、たまりません。
実は1巻が出たときにTwitterで私、もっと女装を描くのだ!みたいなことを言ったんです。そしたら著者様にそれをRTされまして……。ご覧になっていただけてご検討いただけたものと勝手に解釈いたすとともに厚く御礼申し上げます。かしこ。


◆あむぱか 「リバース×りばーす」
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47138585
同人誌を一冊ご紹介いたします。リンクはpixivのサンプルページへ。
女の子と仲良くしたくて女装で高校に通う知夏くん。八方美人でそつなくこなす委員長茜。その茜にオトコであることを見破られ、ばらされたくなければ私と恋人ごっこをしましょうと持ちかけられ……。なんて書くとちょっとヘビーなお話を想像するかもですが、全編に渡ってほのぼのとした温かい空気が漂っています。もちろん事件も発生しますので緊迫感はあるのですが……、さて、サンプルで読めない後半こそが読みどころ。
私は最初読んだ時感情移入しすぎて号泣してしまったよ。
「女装少年」萌え的な視点で読むのはおすすめしません。そこじゃないんです。知夏が女装少年じゃないと成立しないお話ですが、そこじゃないんだよう。委員長こそがこのお話の肝です。めっちゃ可愛いん。
さて、実は本日のコミケにて続編にあたる「リバース×リバースぷらす」が発売されています。残念ながら私はコミケには不参加ですので買うことができません。書店委託はあるんでしょうか。もしくは次回コミティアでも売っていただけるのでしょうか。今日参加するお友達に買えたらお願いしますと緩めにお願いしてありますので、どぎまぎしつつ待とう。
ちなみに前作「きみのせい」も女装男子×照れ屋女子で最高でした。
複雑な会話運びをスムーズに読ませる漫画力の高い作家さんだと思います。有り体に申し上げれば大好き。今後のご活躍にも期待いたします。追っかけます。

*

さあ! 今度こそ。
年賀状も書きました。明日から帰省します。
良いお年をお迎えください!

この女装コミックがすごかったね!2014年版【成年コミック編】

さて、お待ちかね……なのかな、成年コミックです。
数にしても多くありません。アンソロジーなどこれ以外に出版されていたことは知っているし、単体の作品も他にいくつか知っています。
すみません、私自身、あんまり男の娘や女装っ子のえっちというものに興味が薄れてるようで……。
直接的なえっちより、関係性とかファッションとか育っていく恋愛などを柱の影からはぁはぁしながら見たい、という欲求のほうが強くて……腐女子的なんでしょうか。

さておき。それでも買った作品はほぼ良作でございましたのよ。一気にどうぞ。

◆BENNY'S 「オトコのコプレイ?」 メディアックス

昨年は「同棲ちゅう!!」という一般作品の女装作品集を出されていた作家さんのエロリミッターを解除した作品集。ほんのりえっちから完全に切り替わっています。よくぞというほどにバラエティ豊かなシチュエーションや衣装で盛りだくさんな印象。


◆チンズリーナ 「チン☆COMPLETE」 メディアックス MDコミックスNEO

数年前、女装エロコミックもここまで来たかあ……と感嘆した作家さんは、やはり今でも極北のままでした。いや、ますますハッピーパウダーでラリラリな感じです。「お嫁さん」と「兄弟」が両立している世界とか最高に狂ってて素敵です。このまま突き進んで欲しい作家さんです。


◆なおきち。 「オトコのコ wedding」 メディアックス MDコミックスNEO

登場人物の年齢は明記されていませんが、結構これって……。いやいや。錯覚錯覚。うふ。
尿道に差し込むようなリングとか登場しますが、ああいうの実際あるのかしら。私もほし……いやなんでもないです。


◆パルコ長嶋 「男の娘ろまんす」 一水社 いずみコミックス

読んでて途中から女性しか出てこない作品に変わるとものすごい違和感を感じる不思議。夢の国から現実に引き戻されるようなというのは大げさですね。優れた作品の多い作家さんだけに、男の娘モノと普通の男女モノは分けての編集で良かったのではないかなあ。TSモノはどちらと言われると微妙ですけれど。


◆ひねもすのたり 「メス化ふぇす」 マイウェイ出版 マイウェイコミックス

端正な絵柄なので、ほのぼのとした作風のイメージがあったのですが、あに図らんや。かなりハードに堕ちて行く作品群。これは結構すごい。真似しちゃダメだよと言いたくなるぐらいにリアリティもあって、2014年のエロ女装作品の中ではかなりおすすめですわよ。


◆黄上 恵理 「男の娘を好きになるのは仕方ない」 一水社 いずみコミックス

タイトルに深くうなずく私で。そうです、仕方ない。内容は、そううなずけるような男の娘が登場する作品集です。私はシリーズ外の「誰が為に女装するけり」が特に好きです。ファッションや仕上がりが大変に可愛い。デート楽しいよね。


◆夏川 冬 「恋する女装子―禁断相姦」 久保書店 ワールドコミックススペシャル

タイトルの割には……女装シーンはわずかな……。フルカラー単行本です。筋書きは結構ハードというか、えー? みたいな動きも。すごく可愛いんだけど、「女装」をメインに期待して読むのではないほうがよいかな。


◆宮下 キツネ 「イジられ男の娘」 一水社 いずみコミックス

BL系統の男の娘作品をたくさん描かれてる作家さんですが、成年マークつきって初めてだっけ?
いつものちょっと不思議な男の娘たちが一線を越えてエッチ突入です。けど、そんなに驚きや新鮮さは無い不思議。勝手に想像しちゃってたからかな。


◆掘骨 砕三 「かわいいボク」 マイウェイ出版 マイウェイコミックス

2014年の女装コミック界隈の大収穫です。女装であることにこだわって作られた作品群。そもそも掘骨さんの作品って不思議な心地よさがあるんですよね。基本的にウェルカムな肯定感があるのと快感原則に忠実だったりするからかな。
この方向性での続編を期待していますが、また数年は待つことになるかしら。

*

なんと!年内に全部発表終わったー!(去年がひどかったんですねw)
あれだけ専門誌があったりしてシチュエーション的にもあれこれやり尽くした感がなきにしもあらずだったのですが、それでもココロ動く女装作品にまた出会うことができました。
願わくばまた来年も同様、いや、今年以上にすてきな男の娘女装っ子に漫画の中で出会えることを祈念して。

それではみなさま、良いお年をお迎えください!

この女装コミックがすごかったね!2014年版【一般作品その2】

前回からの続きです。

◆夏目 ココロ 「わたしと繁殖いたしましょう」 講談社

浦島太郎を翻案したえすえふコメディ。潮カズキは素で女の子に見える男子。作中で何度も女装しています。あのクラゲを通過したときは衣服だけが変わるの? ちょっとTS的にも見えますが、女装ってことでいいのかな。以下続巻。


◆はらまさき 「ラブ・ボーイ・ラブ」 小学館

ど真ん中ストレートの豪速球ボーイズラブを一般誌で。とはいえ、BLとはちょっと違っていて、普通に男の子が男の子を好きになる、ということを描いている作品かなと思います(単行本の段階ではまだ一部設定が明らかになっていないところあるのですが)。
女装シーンはわずかで、女の子に張り合って女装してみた、というぐらい。サブにゲイを自覚している男の子が出てきますが、彼の言うセリフなど、現実的でリアリティがあって重い。


◆ヒロイチ 「お助け巫女ミコちゃん」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

正直箸休め的お気楽コメディかなと思ってたところがあるのですが、あれれ男の子とラブな展開に?
あとがきにて著者の方の男の子ラブに関する葛藤も語られています。ひかるtoヒカリのところで書いたこととほぼ同じようなことを考えたりしておられるようです。
まったく先が読めないのですが、以下続巻……。出るのかな。でも、あそこで終わっちゃうのはいくらなんでも。


◆福島 鉄平 「アマリリス」 集英社 ヤングジャンプコミックス

毎年年末に駆け込みで発売される本の中に、驚くような秀作があったりして、それを一つの楽しみにもしています。
今年のヒットは、こちらでした。表題作は「へんたいのおじさん」に買われ、いかがわしい女の子の衣装を着せられて接客をさせられる孤独な少年と、普通の少年との切ないお話。デフォルメされた絵柄でソフトに見えますが、ヘビーな少年の心情が胸を打ちます。
もう一編の女装作品「私と小百合」は自分の女装姿に恋をしているだろうクラスメイトとのお話。著者も書かれていますが、この女装ヒロインの可愛さ可憐さたるや。そりゃあ恋だってするさ。


◆ふみふみこ 「ぼくらのへんたい」 徳間書店 リュウコミックス

4巻から6巻まで出ました(4巻の発売日は2013年ですが、初版発行年月日が1月1日なので)。
女の子になりたいと願って女装をする、という人物が登場する作品が実は今年あんまり多くはありませんでした。強制だったり手段だったり(この作品にそういう側面もありますが)。なので、見ていて心苦しくなろうともこの作品に登場する女の子になりたい少年は、否が応でも私をかき乱します。


◆ぷらぱ 「だんしんぐ!」集英社 GJYJC

全寮制の女子校に入学した男の娘、という設定は、もう何度も見てきました。そして中で語られるエピソードもどこかで読んだようなものが多くて、なぜこの作品が2014年の今、世に出たのかなと割と真剣に考えてしまいました。
もちろん絵柄は大変に可愛いので、ぬるま湯的な時空を楽しむためのものなのかな。もしくは、いつだって入門者はいなくならないよ、というフォローアップなのかもしれません。


◆ボマーン 「も~っと!蒸し暑いからぬぐー」 KADOKAWA/エンターブレイン TECHGIAN STYLE

ローファイデジタルコミックの続編。女装のリョウ子がちらほらと。この作品の本筋ではありませんけれど可愛いです。


◆マツリ セイシロウ 「少年プリンセス」 秋田書店 チャンピオンREDコミックス

一冊で完結の割にはスケールが大きく、ドラマティックな物語。満足度高い。
オリエンタルなプリンセスの衣装は布がめっちゃ少ないけれど大変に可愛らしく魅力的(なぜかケモ耳はえてる)。まー普通の男子には着こなせませんわ。
ラブコメとしても充分に楽しめます。コスパ高い。おすすめ。


◆三尾じゅん太 「花嫁は十七歳」1巻 オークラ出版

女の子として育てられた十七歳になる桜子と、そのお見合い相手のミステリ作家のお話。前提は荒唐無稽でも二人の暮らしぶりはリアリティがあって、ちょっと憧れます。
女の子になりたくて女装をしているわけではなく、女の子の格好をしているから愛されているというわけでもないので、いずれは女装からの卒業が描かれるのでしょうか。可愛いので残念ですが。


◆宮月 もそこ 「兄がライバル!」 マイクロマガジン社 マイクロマガジン☆コミックス

可愛い絵柄でさくさくと読める四コマ。もうタイトルがすべてですね。男の娘である兄……姉と、同じ人を好きになった妹のドタバタギャグ。女の子の格好をしていて男の子を好きになるというのは、割と普通のことだと私は思うのだけれど、身内からすればツッコミたくもなるものなのでしょう。ってか、なんでこんな男の子のことが好きなんだふたりとも(笑


◆meco 「女装男子みいちゃんとその彼氏(?)けい君」 竹書房

男子校で女装する、というシチュエーションは好きです。リアル紅一点。
BL作品ですので、女装は手段です。楽しんでるけどそうせざるを得ないような志向があるわけでもない。ただ、好きな男子に振り向いてもらうためにスカートを履く。
関西弁の転校生も実によいキャラで、ああ、男子力が高いというのはこういう人を言うのかなと思います。ときどきリアルにもおられますね。ほれてまうかんじの。


◆やぶうち 優 「ドーリィ♪カノン」 小学館 ちゃおコミックス

5巻と6巻が出ました。説明無用の人気少女少年コミック。いよいよプロへの道を歩み始めました。今までみたいに単純にきせかえ! 可愛い! って感じにはいかなくなってくるかな。
実写ドラマやらゲームやらと多角的展開も。相変わらず、カノンの可愛さは群を抜いています。


◆山本 アタル 「偽×恋ボーイフレンド」 リブレ出版 シトロンコミックス

今年の収穫のうちの一つ。女装を描いた作品は、本の半分を占める表題作(なんと全部描きおろし)ですが、それ以外も、あ、これ新しいなと感じるボーイズのラブが描かれていて気持よく読める一冊です。
何よりもめぐるちゃんの女装が可愛い。ファッションが華美でデコラティブなのに、現代的で実際ありそうで、リアル。まーお話としては、もどかしいほどのすれ違いの連続で、おーまーえーはーと胸ぐら掴みたくなるほどではありますが。


◆宵野コタロー 「僕は先輩に女装を強いられています」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

「恥じらいを忘れた男の娘なんて ただの女装にしかすぎないのよ!」
……そもそも「男の娘」という言葉も明確な定義は無く、それぞれの心の中にそれぞれの俺定義がある、というゆるふわなものではあるのですが、こうもはっきりと言い切られると、おお、そうか、そうだな、と納得してしまいます。
美人の先輩から強制女装されるというシチュエーションには夢が詰まっております。ほぼ全編に渡って展開される夢物語。


◆吉乃 そら 「お姉ちゃんが守ってあげる!」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

双子のアイドルユニット、という設定はありがちかなーと思いますが、そのどちらもが男の子で、女の子としてデビュー、というところが斬新。成長物語としての要素も多分にあって良作。
そろそろ現実でもこうした男の娘アイドルがばーんと出てきてもいい気はするんですけれどね。
(AV界には超新星が現れましたが(笑))


◆アンソロジー 「女装少年アンソロジーコミック ひめイチゴ組」 一迅社 REXコミックス
◆アンソロジー 「女装少年アンソロジーコミック ひめリンゴ組」 一迅社 REXコミックス

久しぶりに出た二冊は、プラナス・ガール終了後の松本トモキ氏の表紙や、ひめゴトを中心に据えたりする編集で、悪くありません。
しかし、どうしても一言申し上げたい作品があります。
RYUKI「お嬢さまはオトコの娘」です。
登場する男の子が、本気で女の子になりたい、自分は女の子なのだと信じているのに対して、お前は男だ、坊っちゃんだと強要するのは、いくらギャグやコメディであったとしても、笑えません。もちろん現実に身内からしてみればそう言いたくなる気持ちはわかりますし、その内容によっては笑える話にすることもできるでしょう(「とあるPたちの日常」は同様に女装をやめろと言い続けていますが、不愉快さはさほどありません)。
セクハラのレベルもひどく、おぞましいほどに感じられます。その女の子になりたい男の子が可愛く強く健気であることがわずかな救いではあるのですが……。
シャレや手段のために女装している男の子に対してならば、女装をやめろとしつこく言うのもギャグや笑いにできると思うんです。でも、そうじゃない子を主人公に据えてしまったのであれば、これはただの嫌がらせであり虐待です。
これまでに良作の女装、男の娘コミックを多数まとめてきたアンソロジーシリーズが、ここに来てどうしちゃったの? 今までに無い設定のものを作ろうとするあまりにこうなったのかとは思うのですが……(何も考えてない結果……では無いと信じます)。


さて、これで一般作品部門は終了です。いくつか私が、これはいいかな……と判断して買ってない本などもありますので、完全リストではありません。念のため。

残り成年コミックについてはもう少々お待ちくださいませ。

この女装コミックがすごかったね!2014年版【一般作品その1】

女装・男の娘漫画の風は止まった。
ならばどうすればいい? 

そう、自分のオールで漕ぎ出せばいい。

……などと意味のわからない熱いことを言ってますが、毎年恒例いつもの女装作品まとめです。
専門誌がなくなってからは、それをまとめた単行本もペースががたっと落ちて、刊行点数もかなり減りました。
ですので、今年は、3回にわけてお送りしたいと思います。

成年コミックは最後にとっておいて、一般作品を。著者のあいうえお順で二分割です。

◆あまゆみ 「シンメトリカル パラドックス」 竹書房 バンブーコミックス COLORFUL SELECT

双子の姉の代わりに女子大の寮に入ることになって、でもそこには男性恐怖症の親友がいて……という王道パターン。成年マークはついていませんが、男女のえっちなシーンを楽しむための作品ですね。


◆池ジュン子 「水玉ハニーボーイ」1巻 白泉社 花とゆめCOMICS

オネエの波は少女漫画にもやってきた。オネエ系男子高生と侍系女子高生とのラブコメ。
伝統的ジェンダーロールをひっくり返すというプロット上、どうしたって古い価値観が顔を出したりはします。けれど、基本的に愛に満ちていますし、今後の展開に期待して流してみましょ。
オネエ、アリですわよ。新しいイケメンの形かもしれない。


◆石川 雅之 「もやしもん」13巻 講談社 講談社キャラクターズA

大人気農大コミック、もやしもんが完結しました。もちろん、ゴスロリ女装の結城蛍くんも活躍いたしますよ。ショートカットでも可愛いんだもの、こんにゃろう。
あ、ちょっとだけ私の中のBL脳がたぎる展開もございました。うふふふ。


◆位置原光Z 「アナーキー・イン・ザ・JK」 集英社 ヤングジャンプコミックス


会話こそが物語の根幹である、という信念を持って作られている……のかどうかはわかりませんが、飛び抜けて個性的な面々がうだうだと会話を繰り広げる姿は現代的であり、リアルな女子高生的であります。
まったく何の説明も無く単眼キャラが登場しているあたり、ある意味バリアフリーな世界です。そこに女装男子(ドM)も登場します。そういえば私、単眼キャラにはまったのはこの作品が最初でした。踊る吉川っちが可愛くてな。


◆上田 キク 「コス・クチュール」 幻冬舎 バーズコミックス

女装男子によるお裁縫指南コスプレコミック。実際ギャザーの寄せ方とかリアルなお裁縫シーンがあって、ハウツウとしても読める作り。リアルドレスづくりをマンガの中で説明し始めたらそれこそページ数足りないので、ヘッドドレスなどから始まってるけど、でもスタートはそこだよね。 女装男子が主人公ではあるものの、女装シーンは少なめ。今後増えるでしょうか。


◆木尾 士目 「げんしけん二代目」 講談社 アフタヌーンKC

七(16巻)と八(17巻)が出ました。斑目ハーレム編ですね。波戸ちゃんもまた無事に(?)女装に戻ってきてくれて私は嬉しい。そして、ガチンコのBL展開……なんだろうか、これは。アフタヌーンでも追いかけて読むほどに気に入ってる作品ですが、単行本の描きおろしが多いのも魅力。そしてそこに案外重要な情報が描かれていたりして……。


◆木々 「ラヴ ミー テンダー」8巻 幻冬舎 バーズコミックス ガールズコレクション

「せんせいのお時間」が終了した今、最もクィアなコメディ作品であると私は思っています。登場人物のほぼすべてが何かしらのねじれをもって恋愛をしている。そしてこの8巻で、ようやく、とも言うべき大きな動きが現れます。
ずっとずっと大好きな作品でしたので、終わりに向かっているようでちょっと寂しくもあるのですけれど。ミカちゃんやナオのファッションを真似っ子したくなるほどに私にはお手本でさえある一冊です。


◆楠見らんま 「いとをかし」3巻 竹書房

3巻にて完結。黒髪和風な女装少年も登場します。もう少し続いてもよかったんじゃないの、と思ったのですが雑誌がなくなったのですね。世知辛い。私、「伊藤菓子」という店名と作品名が結びついて「ああ!」ってなったの最近なんですよね……。そんな程度の観察眼でございます。ほのかにほのかに香るラブの要素は、そこで終わっちゃうの?


◆車谷 晴子 「なのに、ボクはイヤといえない」2巻 小学館 サンデーGXコミックス

待望の二巻。裏表紙に「ね、ここ、女の子みたいになったでしょ?」の文字が。女装クラスタのみならず一部好事家に衝撃をもって受け入れられた「タック」がここでも登場です。それにしてもインモラルな作品です。可愛い図柄で他のどの作品よりもディープな世界を描いています。


◆コバヤシテツヤ 「僕の女神さま」 秋田書店 チャンピオンREDコミックス

女装少年はシスターの世界にまで潜入していくのでした。夢か現実かよくわからない感じで描かれています。え、結局、どっちでどういうことなの。


◆鮭夫 「ヒトミ先生の保健室」2巻 徳間書店 リュウコミックス

単眼のヒトミ先生を中心に人外だらけのスクールライフを描く作品も2巻目。おっぱいが大きくなってしまって女装することで解決しようとする少年が登場。すけべえが根底にあるし、性格あんまりよろしくない感じで描かれてるので、女装結構可愛いのに冷めた目で見られちゃっててちょっと残念ですけれど。私もおっぱいほしいです(何を唐突に)。


◆竹林 月 「ひかるtoヒカリ」2巻 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

男の娘コミックにてラブを描き、なおかつそれが成熟したとき、いくつかの舵取りが要求されます。男の子同志だった場合、そのまま行って、本当にいいのかな、という視点が代表例。
この作品では、1巻の段階で女装少年が普通のサッカー少年に明らかに恋をしていました。そのサッカー少年も女装少年を女の子だと思った上で恋しています。そこにあるねじれをどうするのか、解決して一歩進めていいんだろうか。
2巻ではその解決が描かれます。そしてその上で少年たちはどう葛藤するのか。しないのか。
私は、ゆるふわ解決、全然アリだと思います。ラブコメは一番楽しい時期だけを描いてもいいんですよね。


◆多丹 モト 「父で娘」2巻 双葉社アクションコミックス

当Blogでも個別にエントリを立ち上げるほどにハマった一冊。自分でもまさかと思うほどでした。
おおもとの若くて可愛い父親という設定はギャグのセオリーのようなもの。そこで造形されたまどかというキャラクタは、いろんな方向が尖っているけれど、そのカウンタとして登場するミチルはいろんな面において「普通」。女装少年ではあるけれど、常識人であり、可愛く、普通に恋をして、結ばれていく。破天荒な物語だからこそ際立つ普通さに私は惹かれて、その恋を羨ましいと思いつつも応援したのだと思います。
自分にとってはとてもよい作品でしたが、万人にもそうだとは思っていません。しかも1巻を読んだときと2巻を読んだときでの自分内評価が全然違うし。薦めにくい。なので、私はすごく好きだ!とだけ強く主張しておきます。


◆佃煮 のりお 「ひめゴト」 一迅社 IDコミックス わぁい!コミックス

◆アンソロジー 「ひめゴト コミックアンソロジー」 一迅社 DNAメディアコミックス

「ひめゴト」は2014年の(男の娘・女装作品として)最大のヒットとなりました。返す返すもわぁい!の休刊にブレイクが間に合わなかったのが残念だなと思いますが。
アニメ化までされ、秋葉原の書店にはキャラの等身大ポップが立っていました。2014年には2巻3巻4巻までが出ました。いいペース。
基本ドタバタなギャグですが、可愛いを本気で描こうとしているのがよく伝わります。
アンソロジーは他の作家さんによる公式二次創作のようなものですね。


続きます。

制服交換

mixiの日記からの転載と加筆です。

◆高校生が男女で制服交換 「らしさ」見つめる試み 山梨
http://www.asahi.com/articles/ASGCB53PMGCBUZOB00R.html
昨日つぶやきにも書きましたしTwitterにも書きましたが、こんなことが山梨で。
一晩開けて、ブックマークやら各種メディアに転載されて、いろいろと言われています。
でも私は、やってみたことを高く評価します。これじゃダメだとか言ってる人多いけど、やってみないとわからないじゃない。
まあ、確かに「Sex」ではないですよね。それは身体的な性別。ここでは「Gender」を使うべき……ではあるけど、そういうのもうるさい外野の声でしかなし、次回があるならそのとき改めればいい。
できれば専門家が全体像をコーディネートしてあげたらよかったのかもね、とは思いますけれど、それだって、やってみたからわかったこと、だわ。

例えばこれと同じことが自分の高校時代にあったとしたら、私は参加できたか、ということを考えます。
たぶん、出来なかったように思います。

脳内と身体で性が違う、ということが自分では当たり前で40数年。えっ、他のみんなはそういうこと無いんだ!? って知ったのが思春期頃。違和そのものは小学校からずっとです。
男女の性別ってのは、すぱっと境界線があるわけじゃなくて、真ん中はグラデーションで混ざり合ってるわけ。ただ、それじゃ社会的には困ることがあるから、仮に真ん中に線が引いてある。線というよりは高い壁かもしれないけれど。

だから高校生のときには、すでに私ははっきりと自分の身体に違和感を持っていました。変えられるものならば変えたい。せめて見た目だけでも女子に近づきたい。近づけたい。
でも第二次性徴まっただ中だからアンドロゲンも過剰に出る。どんどん男の身体になっていく。あのときの絶望感が何かしらの達観につながった可能性はあるかもね。
そんな風に自分の身体を憎んでいた頃だから、女装コンテスト出ない? と誘われたりしても、女子の制服が似合わないだろう自分を想像して、余計悲しくなって断ったりしてました。ああいうのって笑いとってなんぼだしな。笑われるのではなく、笑わせるほどの技量も無い。
それが全校の4割ぐらいが参加するイベントだったとしても、……やっぱり自分の脳内女子に納得してもらえるような外見を作ってあげられなくて、絶望が深くなるだけで、本当はそうしたい、そうありたいと思っていても、首を横に振っていたのではないかなあと。

社会人になって、一人で暮らして、少しお金が自由になって、はじめて自分の外見を納得できるような形に変えることができるようになってきました。着たい女性服を着たり、髭の脱毛をしたり、髪をのばしてストレートパーマかけたり。
そういう意味ではまだ途中ですけれど、それでも私の中の女子はそれなりに納得しています。

そう。自分の中の「女子である」という意識が納得するならば、着てる洋服が中途半端でも良いのよ。見た目普通の男子服でも実はレディースである、というだけで私の意識はOKと言ってくれる場合がある。そうやってなだめすかして社会を渡っていくのです。
だから綺麗とか可愛いが最大の目標では無いのです。や、そうであれば一番よいですし、そうありたいとは思いますが。女子にもデブやブスはいるのだ、っていう思い込みが今の私の外見を作っちゃってる気はします。もっと上を目指せよ私。

にせこい

ブックオフに10冊の本を売りに行き、そのお金で2冊の本を買って帰る。
それを繰り返していくうちに、純度が高いコレクションが出来上がっていく。きっと。たぶん。

女装シーンがあるマンガをたくさん読んでいます。それでも足りないと思う渇望感は、もしかするとちょっとしたヤマイなのかもしれないと思うことがあります。でも、いいの。

◆夏目ココロ 「私と繁殖いたしましょう」1巻 講談社ITAN

浦島太郎を翻案したえすえふコメディ。潮カズキは素で女の子に見える男子。作中で何度も女装しています。あのクラゲを通過したときは衣服だけが変わるの? 以下続巻ですね。

◆恭屋鮎美 「花婿クンの憂鬱」 ブライト出版

いわゆるBLの世界では男子同志なのに「嫁」ってタイトルに含む作品が山ほどあります。女子が作中の男子に仮託することでトキメキを得るジャンルとも言えるので必然なんでしょうね。
これは「婿」がタイトルに含まれていますが、がっつりとウェディングドレス着ています。いいよね、ドレス。究極の女装とも言えるもんなあ。私も着たことある。あれはよいものだ。でもドレスで一番萌えるアクセサリーは、タキシードの新ろ……

◆上田キク 「コスクチュール」1巻 幻冬舎コミックス

女装男子によるお裁縫指南コスプレコミック。実際ギャザーの寄せ方とかリアルなお裁縫シーンがあって、ハウツウとしても読める作り。リアルドレスづくりをマンガの中で説明し始めたらそれこそページ数足りないので、ヘッドドレスなどから始まってるけど、でもスタートはそこだよね。
女装男子が主人公ではあるものの、女装シーンは少なめ。もっとあるとよいと思います!

◆山本アタル 「偽×恋ボーイフレンド」 Libre

これはよいものだ。
もともとはpixivに投稿された一枚マンガ。女装攻めというテーマで描かれた作品で、私もそれを見て、即座にお気に入りに入れてたよ。それが育って育って一冊の単行本になりました。
「すれ違いがもどかしい」というと、往年のテレビドラマのようですが、このすれ違いはちょっと違うな。んもうなんで気づかないの!? という積極的なもどかしさ(笑)
めぐるちゃんの女装はかなりの高レベルです。ファッションが現代的でかつリアルで可愛い。
女装な作品は表題作だけですが、他の作品も結構よいよ。

◆木々 「ラブ・ミー・テンダー」8巻 幻冬舎コミックス

「せんせいのお時間」と同じくらい作中に同性愛や異性装が溢れ、もちろんそれらがナチュラルに馴染み、コメディでありながら、少しだけ現実の壁を感じさせてくる手腕。さすがです。8巻に来て、ゆるやかに時間の流れるこの作品としては大事件といえるほどの動きがあります。思わず私、わーって声出しちゃった。
(あ、ミカちゃんのガラスの仮面目には笑いました)
ナオさんミカちゃんファッションは真似したいぐらい好き。まあそのためには腹肉100kgぐらい削れって話ですけれど。

他にもドーリィ♪カノンなど楽しませていただいております。年末には毎年恒例の総まとめもやる予定です。今年はちょっとコンパクトかな。
そろそろwebコミックからも紹介したい作品増えてきました。ちょっとずつやっていきましょ。

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